2021/12/4鑑賞。10点。
〈見所〉
・【女の裸の絵】の説明がなかなか面白かった。屁理屈のようだけど、ちゃんと筋が通ってる。この映画で唯一まともなシーン
・IP検索すげえ
・水戸黄門ソング
・後半パージ始まってるやん…でも、パージのサイレン流れてないぞ！
・ダイナミックハグ
〈あらすじ・ネタバレあり〉
かつて魔女狩りが行われたマサチューセッツ州セイラム。
この町で暮らす女子高生のリリー・コルソンは3人の親友に恵まれているが、本心を隠してみんなに合わせているところがある。それは、他の3人サラ、エム、ベックスも同じで、相手に合わせて自分を殺していた。
ある日、女装した市長の写真とゲイ疑惑が流出して町を騒がし、パターソン市長は自殺。
その後、タレル校長がJKモノのポルノを好んでいたり、6歳の頃の娘の裸の写真を所有していると情報が流出。
続いて、町の住民の半分近くがハッキングによる情報流出被害を受ける。
リリーがニックという男と一緒に作った自作のポルノ動画も流出し、リリーは家を追い出される。
リリーが道を歩いていると、車に乗った男が絡んでくる。男に付き纏われて恐怖を感じたリリーは、男に反撃してシャベルで顔をぶん殴る。
1週間後。
セイラムの町では、保安官を含む一部の過激派が【パージ】風のコスチュームに身を纏い、情報を流出させた犯人探しを開始する。
マーティンという青年が拷問を受け、「リリー・コルソンが膨大な量のデータをアップロードしていた。情報を流出させたのはリリーだ！」と言い出したため、リリーの命が狙われる。
リリーを匿っていたせいで親友・エマの家が襲われる。サラとエムは過激派に捕まり、エムの母・ナンシーは殺される。別の場所で、ベックスも過激派に捕まる。
ニックに匿ってもらうリリー。リリーのポルノ動画流出により彼の家庭も崩壊しており、逆恨みするニックはリリーを犯して殺そうとする。
リリーは反撃し、ニックを殺害。
ニックのコレクションである刀と銃を手に入れると、過激派と戦う準備を進める。
まずリリーは、サラとエムを救出。次に、過激派によって縛り首にされかけていたベックスを奪還する。
リリーら4人は、過激派となったアメフト部たちと戦い、主将以外を殺害。命乞いする主将を哀れに思ったベックスは、見逃してやる。
リリーは、抑圧された環境で自分を殺して生きるティーンエイジャーたちに、「今こそ戦う時だ！」と呼びかける。
ティーンエイジャーの女の子たちが集まり、リリーらに加勢。リリー軍団は、町に残る過激派と対決し、勝利を収める。
それからしばらくして、リリーの弟が情報流出の犯人として逮捕される。リリーの弟は、面白半分でハッキングしたのだった。
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中盤まではリアル志向だったのに、後半はパージみたいな世界観で中途半端。
最近よくある【ティーン】【SNS】【おしゃれな音楽】【監督のオナニーを見せられてるような演出】を混ぜこぜにした、星の数ほどある駄作。
最後にティーンエイジャーを扇動した後、軍団を作って戦いに臨むのも意味不明、今揉めてる理由はそこじゃないだろ‥というツッコミ。
「フェミニズムを間違った解釈で描けばこうなるんだぞ」と広めるには良い作品。
途中まで面白そうだった分、失速感・見てる途中の後悔度が高い。
