さうすぽー

太陽は動かないのさうすぽーのレビュー・感想・評価

太陽は動かない(2020年製作の映画)
2.1
自己満足点 40点

(やや短文感想)
吉田修一氏のスパイ小説を原作とし、産業スパイの奮闘を描いたアクション映画。

自分は原作の小説は読んでおり、好きだったので今回の映画化は楽しみでした。
しかし、そんな本作は原作の半分は「森は知っている」という主人公の前日談の小説の要素があり、それによってごちゃごちゃしてしまった印象です。

アクションに関しては、藤原竜也と竹内涼真共にノースタントで頑張っていたし、電車や冒頭のカーアクション等頑張ってる所もありましたが、いかんせんカメラワークやフレーミングが良くないのでハリウッドや韓国映画に比べて迫力が劣ってしまいます。

ただ、ラストの藤原竜也演じる鷹野と佐藤浩市のエピソードは原作のメッセージ性が充分に伝わって良かったです。

とりあえず製作サイドに聞きたいです。
「何で2つの小説を無理やり混ぜたんだ?」