1970年代のメキシコのある家族と家政婦クレオの物語。
全編モノクロの映像というのが良い。変に生々しくなく、その時代の空気感を感じる。
特に主人公のクレオと雇主のソフィアと子供達の関係がジーンとしてきます。主従関係なのだけれど、時に家族のような、しかし適度な距離感もある。
ソフィアと夫の関係、クレオと彼氏のフェルミンとの関係、男女の問題も絡ませながら、家族とは、女性の弱さとタフさを表現した作品だなと思いました。
最後、ソフィアと子供達、そしてクレアが海に行くシーンは万引き家族の海のシーンとシンクロした。(内容が似てるとかではなくて、家族ってなんなんだという問いかけの部分が)
しかし、フェルミンはじめ、男がクズ野郎ばかりだ。