散々言われていますが、設定や世界観はパイレーツオブカリビアン🏴☠️のジャングル版。アクションや雰囲気はインディジョーンズっぽい作品。
まさしくこの二つをミックスして均した感じの作品で、ディズニーが送るファンタジー設定ありの娯楽冒険譚としてかなり高水準でまとまっている感じ。
アニメ映画だけど、パイレーツみたいだなと思いつつ全体的な設定の作り込みにやや物足りなさを
感じたモアナに対して、こちらはキャラクターや設定の掘り下げや盛り込み具合はもちろん、冒険のスケール感やラストの観賞後感においてかなり満足度の高い作品だと感じました。
特にスケール感に関しては、比較対象のパイレーツが「海」「海賊船」とかなりデカくて偉大なものだった＋作品展開が多くて設定が多いのに対して今回は、新作なので当たり前ですが1作品のみで「ジャングル」「クルーザー」が舞台、ということで物足りなく感じるかなと心配していたのですが、そんなことはありませんでした！
アクションも多いし、話もすごくわかりやすいし、テンポも良くて見やすいですので、2時間超えでも飽きることなくサクサクと見ることができました。
キャラクタも個性的で好感が持てるキャラクタが多く、それぞれの活躍にワクワクできます。
キャラも良い、話もいい，アクションもいい、映像も美しく、迫力もある。
全体的に悪いところがなく、高水準にまとまっているので、当たり映画だと思います。まず鑑賞して損をすることはないかなと思います。
とにかくいい映画なのですごくおすすめですが、4点以上にできなかった理由として
あえての問題点をあげるとすれば、、、
●既視感があり、真新しいさや新鮮さに若干欠ける
賛否の否があるとすれば、大半がこれではないでしょうか！
本当にこればかりはしょうがないんですけど、やはりパイレーツ、インディあたりを鑑賞したことがある人は絶対にちらつくはず。敵の設定とかビジュアルとかは完全にジャングル版パイレーツですし。もちろん細かいところで演出や設定は全然違いますので独自の楽しさもありますし、そもそもこれ系の映画って何度見ても楽しいので、こうしてまた新しいシリーズとしてワクワク冒険譚映画がローンチしてくれてとても嬉しいなと心から思います。
一方で、インディやパイレーツを見た時はその真新しさにぐいぐいと引き込まれて、かなり没入しましたので、既視感のせいで当時と比べてそこまで強くは引き込まれなかったのも事実。
●王道展開でピーキーな引っ掛かりがない
既視感があるという意味では一つ前と似たようなことなのですが、これは展開やストーリー、オチに関して感じたことです。
ただ、今回は一作目の映画なので、王道展開なのはしょうがないと言えばしょうがない問題ですよね。変に奇を衒って、コレジャナイ感を出されるよりは全然いいと思いますし、王道展開の中でもやるべきことはきっちり全て描写し、なおかつ高水準にまとめ上げているので、この映画に対して求めるものは全て揃ってはいると思います。
ジャングルクルーズに関しては、今後続編も決定している？らしいので、続編では類似作品と差別化されていくような進化を遂げるのかなと思うと、今から楽しみです。
そもそも続編を想定して作られているとしたら、やはり一作目は人物同士の関係構築に尺をとられてしまいますし、2作品目からが本領発揮だと思います！楽しみですね
●4DX(3D)を意識して作られていると感じた
問題点に挙げるようなことではないですし、最近の映画にはよくあることなのですが、3D演出や4DX演出を意識したシーンが特に強く、多かったなと感じました。元がディズニーのアトラクションというのも関係あるのかもしれませんが、どちらかというと体験型の映画を想定して作られたのかな。だとしたら王道展開なのにも納得です。「体験」が主軸であって「ストーリー」は二の次の要素になるので、、、
私は2Dの通常版を見ましたが、4DXで見ればよかったかなぁとも思い、2Dだと若干物足りなさを感じました。しかし4DXって作品に集中できないから知ってる作品を２回目見るのが理想だし、かといってジャングルクルーズはすぐに２回見たいとも思えないし、、、と思うとちょっとだけもやもや。演出に特化していると言う点ではむしろ正しく鑑賞すれば評価ポイントになり得るとも思います。
ほんとに敢えての問題点はこんな感じ。
残酷すぎるシーンやトラウマなシーンも特にないので、大人から子供まで広く楽しめる作品だと思います。
虫とかが苦手な人は若干注意かも、、、？
インディとかパイレーツみたいなのがほんと苦手で興味も皆無！って人以外は誰にでもおすすめできるいい映画だと思いました！
鑑賞する映画に迷ったら是非！
