NoAceJustYou

ジェノサイド・ホテルのNoAceJustYouのネタバレレビュー・内容・結末

ジェノサイド・ホテル(2017年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

2021/9/19鑑賞。41点。

〈あらすじ・ネタバレあり〉
ヤーシーンら保守派のムスリムの青年テロリスト3名が、対立するヒンドゥー教徒への武装蜂起を企て、インド・ムンバイに海を経由して上陸する。

テロリストらは、夜のムンバイの街中で銃を乱射して一般市民を殺害した後、タージマハル・ホテルを襲撃。

ホテルに宿泊する記者のクレアは、襲撃の直前に同僚から街で銃撃戦が起きている情報を仕入れる。しかし、記者がホテルの3Fに宿泊していることが報道されてしまい、それがテロリストにバレると命が危険。
クレアが、部屋に電話をかけてきた特殊部隊員に「大使館の職員はまだホテルに残ってる?」と聞くと、「まだ残っている」と返答が。
大使館の職員はすでにホテルを発った後なので、電話をかけてきたのはテロリストだ…。
部屋に自分たちが隠れているとテロリストにバレたたため、クレアは息子・スリムと娘・エダを連れて、別の部屋に隠れるイギリス人・ショーンらのグループに匿ってもらう。

当初のテロ計画では、10Fまで行ってホテルに放火するはずだったが、予定がかなり遅れてしまっている。
襲撃によりホテル内のエレベーターが故障したためだ。
リーダー格のヤーシーンは強い信仰心を持ちつつも、殺人への罪悪感はある。母国で見たことないような大きいテレビや部屋の綺麗さに驚く。

指導者から連絡を受けたテロリストらは、ユダヤ人の有名歌手・オズが宿泊していることを知り、部屋を一つずつ回って客を殺していく。
オズはショーンのグループのメンバーで、クレアと一緒の部屋にいる。

夜が明ける。
前日の襲撃で負傷した女性・ニマを救うため、ショーンはホテルの中で医者を見つけようとする。
医者は見つけられなかったが、ホテルの従業員と出会うことに成功。
従業員によると、テロリストの目を盗みながら70名以上の客を逃すことに成功しているらしい。
ショーンは希望を見出すが、そこにテロリストが現れたため、従業員が囮になってショーンは部屋に戻る。

これ以上ショーンに迷惑をかけたくないニマは、オズに薬をもっとくれと頼む。これ以上服用すれば死んでしまうと誰もが分かっていたが、ニマの意思を尊重する。
夕焼け空を見て息を引き取るニマ。

ホテル襲撃から2日目の夜。
ストレスに押し潰されそうなショーンとオズ、クレアの息子・スリムは互いに怒りをぶつけ合う。
その口論を聞きつけたテロリストらは、救援部隊を装って見つけ出そうとする。
スリムがオズのスマホを使って「俺(オズ)はホテルから脱出した」とSNSに投稿したため、テロ組織の指導者は計画を中止し、新しいテロ計画を始動。
【医療スタッフに扮して全部屋に連絡し「テロリストは去った」と伝える。客を安心させた後、人質として拘束する】という計画。

罠にハマったスリムは、自分の部屋に戻ったところをテロリストらに殺される。
その後、エダの着信音が鳴ったことでテロリストらはどの部屋に客が隠れているか見抜く。
オズは、ナイフでテロリストらに立ち向かうが、銃を持った相手にはやはり勝てない。
テロリストらは、部屋の中に入るとエダやクレアたち客を皆殺しにする。

1人生き残ったショーンは、祖父をテロリストに殺された少女・アティヤを見つけると、抱きかかえて逃げる。
ヤーシーンは、ショーンを背後から銃で撃つ。

ショーンは負傷しながらも、ホテルを脱出する。しかし、ヤーシーンの放った銃弾はショーンの肉体を貫通して、アティヤの胸に当たっていた。

テロを目の当たりにしたショーンの言葉。
「神を信仰しているが、その信仰で子供が死ぬのなら、俺は信仰を捨てる」
NoAceJustYou

NoAceJustYou