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Girl/ガールのmakoのレビュー・感想・評価

Girl/ガール(2018年製作の映画)
4.0
やっと、観たいと思っていた映画がこちらで上映されました。
もう少し早く観に行きたかったけど、時間の都合や他の映画のスケジュール等で中々観に行けず、15日に行けました。

15歳のララ(ビクトール•ポルスター)の夢はバレリーナになること。しかしそれは簡単なことではなかった。彼女は男の体に生まれてきたから。

バレリーナになりたいというララの夢。それを叶えるため、毎日厳しいレッスンを受け、血のにじむような努力を重ねていく。

まずララが女子にしか見えない。とても美しい✨ そしてとってもいい子。
バレリーナになりたい、女性の体になりたいララの必死さを観て、応援する気持ちと無理しないで!という気持ちが入り交じる。
そんなララにライバルから向けられる嫉妬。あるシーンでララがあまりにも可哀想で見るに忍びなかった😢
ララが踊るはずだった舞台を観客から観ることになったララ。ララの涙を見て、ララの気持ちが痛いほど感じられた。

ララを支える父親や親戚が温かい人たちだったのは救われた。ララのことを認め、ララが思うように生きていけるように治療や手助けをしてくれる父親。
私もこういう親でありたい。息子たちを尊重したいと思いました。
父親のララに対する愛情の深さが素晴らしかったです。
そして終盤のララの決行に心の中で叫びました😭
ここまで追い詰められていたんだね。
ラストはいい感じで終わってホッとしました。
ララに明るい未来が訪れますように✨
観れてよかったです。

主演のビクトールくんの美しさに目を奪われました。普段は普通の女の子、でもバレエの練習中は気高く凛としている。
ビクトールくんの演技に感嘆しました。


フライヤーより
本作は、バレリーナになるために奮闘するトランスジェンダーの少女の記事に心を動かされたルーカス•ドン(当時18歳)が、“必ず彼女を題材にした映画を撮る”という強い思いから誕生した。
主演のビクトール•ポルスターは、アントワープ•ロイヤル•バレエ•スクールに通う現役のトップダンサーで、“性別を超越した美しさ”と絶賛され500人を超える候補者の中から主役に選ばれた。

日本語字幕 神田直美
劇場鑑賞 #96
2019#139
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