ジョーカーのhachiのネタバレレビュー・内容・結末

ずっと観たかった&やっと観る事ができたジョーカー！！！最高。
最初から最後まで重い空気感が素晴らしい。あれがジョーカーの感じていた人生なのかと思うとしんどいよ…人を笑わせて笑顔で幸せを与えたいって思っていた優しいはずのアーサーに対して世間は冷たかったです。なんでこんな殺伐としてるんだろうと疑問に思ったけどそっか、ここはゴッサムシティ！本当ゴッサムシティになんか住みたくない。のちのバットマンの父との因縁がまさかバットマンとも!?と思ってワクワクしたし実際その通りで嬉しかった。
お母さんの妄想に囚われて翻弄されて、そこから自分自身も妄想の中で生きていた事に気付くまでのシーン見ていてキツかった。けどそのどん底の苦しみから解放されて出来上がった"ジョーカー"を見ているとなんとも幸せそうだからなんだか良かったね…？と思わざるを得ない。それだけ彼の半生は苦しすぎた。
コメディショーに出るための用意をしながら髪を緑に染めていきピエロの化粧をするシーン好き。吹っ切れているのがクールだったし、元同僚との対峙も過去と決別した感があって良かったし、階段下りながらのダンスも最っ高に格好良かった！！そこから最後までイカれたジョーカーっぷりにお腹一杯胸一杯の大満足。最後のシーンは印象的、悲劇であっても彼にとっては喜劇なんだと感じさせられた。
何よりもホアキン・フェニックスの演技が素晴らしかった！あのガリガリの体まで作り上げていた事に驚き。独特な笑い声も堂に入ってて凄い。今までのジョーカーの中ではダントツでダークナイトのヒース・レジャーが好きだったしあれこそジョーカーとも思っていたけど、今回のホアキンも勝るとも劣らない素晴らしすぎるジョーカーだった！
観た後になんとも言えない気持ちにさせられる本当に面白い映画でした。