メイプルわっふるG

デス・バレットのメイプルわっふるGのレビュー・感想・評価

デス・バレット(2017年製作の映画)
2.8
風光明媚なコルシカ島の僻地。重なった不運が悪意に翻弄される。
エンニオ・モリコーネの名曲に乗せて贈る、ネオ・フレンチ・ウエスタン。

世捨て人、金塊強盗、妻子、警官。美しい景観と石造りの廃屋での撃ち合い。
なるほど、西部劇として見ると楽しめる。
加えて、享楽的な悪女の気まぐれ。傍迷惑な退屈しのぎ。

ホラージャンルに入っていた作品。超常現象や怪異は無いものの、摩訶不思議で倒錯的な回想?妄想?にトリップさせられる。
こういった意味不な世界観、好みではあるけれども。。

執拗なカット割りのつなげ方、こだわりのカメラワークなど、今作のウリの一つでもあり、こういうの好きな人多いだろうなと思う。
ただ、あまりの多用っぷりに、あざとさが先に立ってしまい残念。
とはいえ、そう感じたのは嗜好ではなくフィーリングの問題。あくまで"今回の自分"には少々合わなかっただけの話。実際、途中までは"頑張ってる感"が微笑ましく楽しんでいたし。

作品自体は面白かったので、次見たらスコア3.0以上になると思う。たぶん。きっと。



2021.01.19 ひかりTV