クリスマスに観るのにぴったりの映画。
ネットフリックスすごいです、オリジナルで、このクオリティなんだ。
ハリーポッターやホームアローンの制作者が作った、という謳い文句だけあって、まさにそんな感じ。ファンタジーあり、クリスマスのお留守番あり、で終始わくわく楽しく観れました。
まず冒頭が好きだったな。
物語の重要なアイテムとなるビデオで、過去のクリスマスを一気に見せて。この家族はクリスマスをすごく大事にしてたんだなっていうのがすんごくよく分かった。今の設定ならiPhoneとかで撮影になっちゃうだろうに、やはりここはパパとの思い出ってことでビデオカメラにしたのが非常に良い。
サンタ描写は、これまでのサンタさんイメージを覆さず、適度にキャラ足し、ルール足ししてくるのがちょうどいい。
カート・ラッセル演じるサンタはHo Ho Hoは言わないし、牢屋で歌うし、ダンディ!ちょっとブラック。
世界中をどうやって一人で回るんだよ、な疑問にも答えつつ、良い子悪い子の区別を大事にして、大人たちの名前も子供の頃欲しかったおもちゃも全部覚えている設定っていうのが泣けた。
ただ途中で出てくるエルフがやたらキャラクターっぽくて、リアル路線で作ってくれた方が私は好みだったなぁ。いまアメリカではああいう感じがウケるのかな。。
脇役も素敵なキャスティングでした。パブのウェイターに、Crazy ex-girlfriendのヴェラ・ラヴェル。警官役にNew Girlのラモーン・モリス。笑っていいんですね、っていう分かりやすいキャスティングでした。
妹目線かなと思ってたら最後、お兄ちゃんの方が成長してるのがじーんときた。
決して子供向けというわけではなく、ちゃんと大人も感動できる作品でした。
クリスマスもっと近くなってからもう一回観たい。