とりん

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密のとりんのレビュー・感想・評価

3.7
2020年5本目(映画館3本目)

面白いミステリー作品として紹介されてたから、久々に濃い謎解き系かと思ったら、もっとフランクな感じでした。
謎解き要素ももちろんだけど、この家族のやりとり観てるだけでも楽しい。
側から見てると面白いけど、絶対この家族の一員にはなりたくないな。

展開がないところがあったわけではないけど、ハイテンション・ノンストップとうたってた割には、少し退屈だなと思ってた。り、きっとオチはこうだろうなと考えてたりしてたんだけど、最終的には上手くまとめられてて、スッキリした。
オチは間違ってなかったけど、ここがそうなってたのかと少し驚かされもした。

謎解きや話展開も説明くささは一切なくて、凄く見やすい。
雰囲気が気に入れば、一気に観ることができるはずだ。
そしてエンドロールがめちゃくちゃオシャレ。
登場人物が肖像画で紹介されてて、それが良き出来栄えで、曲ともあって良かった。
それにエンドロール入るあのクロージングの仕方も含みある感じで良かった。

役者が良い人揃いすぎてるのも、良い作品の理由の一つ。
ダニエル・クレイグはジェームズ・ボンドのイメージ強いし、クリス・エヴァンスはこれまでスーパーヒーローとしての役しか観たことないから、途中からなんだから007vsキャプテン・アメリカの構図を観てるようで可笑しくなった。
ブレードランナー2049ぶりのアナ・デ・アルマスもヒロイン役の割に良い味出してた。
嘘つけない設定なんてサスペンス、ミステリーで絶対キーになるのなんてわかりきってるし、それが最後良い方に動くのも見え見えだけど、それがまた良かった。
とりん

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