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親子関係に問題のある雑誌記者のロイドの元に、ある日子ども番組の大物司会者フレッド・ロジャースへの取材の仕事が舞い込む。それを機にロジャースと交流を重ねていくロイドはロジャースの温厚な人柄を”作られたキャラ”と疑うが、次第に解きほぐされていく…
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ちゃんと映画のレビューするのはこれが今年の初🙌見たのは去年だけど。
2020「ベストセラピスト賞」(俺の中で)を取ったことでも非常に馴染み深いフレッドロジャース。
これはロイドのある怒りへのケアがされる話ではあるけど、全然関係ないこっちにもかなりじわっと、ふわっと、パーッ🤤と沁み渡った。
もし、自分が何かに悩み苦しんで震えていたら、そっと肩に毛布をかけてくれ、温かいコーヒーでも淹れてくれる
何も求めない温かい眼差しを向けてくれ、自分が気持ちを吐き出す準備ができるまで、いくらでもそっと待っていてくれるんだろうね
そう思える、フレッドロジャースを演じるトムクスの温と柔の演技に照らされる想いだった。
このロジャースのあまりの人柄の良さにいつの間にか手を合わせて拝みたくするらなる
とにかく謙虚で包容力がある、ただ元から聖人君子なわけじゃなく努力でそうなれたと語られていた
怒りはものすごいパワーがいる事なのに、いとも簡単に人に怒りを向け憎む事ができる、
それよりもさらにパワーが要るのは許すって事。人を許すってのは、自分自身にちゃんと向き合うことでもあるのだな…
ロジャースは果てしなく優しいけれど決して甘やかすわけじゃない、最も難しい課題をゆっくりと丁寧に解き明かそうと寄り添ってくれる。本当にいい人だった。そしていい映画だった。
途中に訪れる無の1分。
今まで見てきた映画の中で一番動きも音もない1分だったけれど、最も尊い時間の使い方なんじゃないかとすら思ってしまった😢
こんな素晴らしい1分見た事ない。こんなすごい1分を生み出したのは偉業だ!
ここにもまたイップンマン師匠が誕生してしまったのであった
…
もし悩み震える人がいたら、そんな人を包み込む毛布とまではいかずとも、フェイスタオルくらいにはなりたい。
ちっちぇ🤤