鍋レモン

ホテル・ムンバイの鍋レモンのレビュー・感想・評価

ホテル・ムンバイ(2018年製作の映画)
3.5
⚪概要とあらすじ
2008年のインド・ムンバイ同時多発テロでテロリストに占拠されたタージマハル・パレス・ホテルでの人質脱出劇を、「LION ライオン 25年目のただいま」「スラムドッグ$ミリオネア」のデブ・パテル主演で映画化。

2008年11月、インドを代表する五つ星ホテルが500人以上の宿泊客と従業員を人質にテロリストによって占拠された。宿泊客を逃がすために、プロとしての誇りをかけてホテルに残ったホテルマンたち。部屋に取り残された赤ちゃんを救出するため、決死の覚悟で銃弾の中へと向かう父と母。テロリストたちに支配される極限の状況下で、特殊部隊の到着まで数日という過酷な現実を前に、人々の誇りと愛に満ちあふれた脱出劇が描かれる。

⚪キャッチコピーとセリフ
“彼らは〈信念〉だけで、銃に立ち向かった。”

「アラーは偉大なり」

⚪感想
実際にあった出来事の映画化。

テレビでドラマ仕立てのようなものを見た記憶。

テロだからそうんなんだけど余りにも無差別。
年齢性別に関わらず、助けを求める声も聞き入れられず。

アッラーは神様。
お客様は神様。

従業員、スタッフのお客様に対する姿勢。
自分の命が1番大事だと思ってしまうだろうし、それぞれがああやって行動できるのはなかなか。

個人的にベビーシッターの方が凄いなと。
どうしても赤ちゃんの鳴き声は制御できないわけで。

信じるものは人それぞれだけど、命を奪うことに繋がるのはどうしてもおかしい。

『クーデター』と雰囲気が似ていた。

ちょっとした選択の違いで生きられるか死ぬかが変わる世界。

ジェイソン・アイザックス観れて嬉しかった。
若干キャラクターのブレがあったように感じたけども。
ルシウスの時と全然印象が違う。



⚪以下ネタバレ



⚪以下ストーリー(Wikipediaから引用)
2008年11月26日、インド・ムンバイのタージマハル・ホテルに勤務するウェイターのアルジュンは普段と同じように出勤し、料理長オベロイはスタッフたちに指示を出していた。この日のホテルにはイラン人の富豪令嬢ザーラとアメリカ人の夫デヴィッド、乳児キャメロンと乳母サリー、そして元スペツナズ隊員ワシリーなどのVIPが宿泊することになっていた。その夜、「ブル」と呼ばれる人物が指揮するラシュカレトイバのテロリスト10人がチャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅を始めとしたムンバイ市内12か所を襲撃し、彼らの一部はタージマハル・ホテルを占拠した。ムンバイ警察は十分な対テロ訓練を受けておらず、事態の解決はニューデリーの国家保安警備隊(英語版)の到着を待たなければならなかった。占拠されたホテルではアルジュン、デヴィッド、ザーラ、ワシリーがレストランに取り残され、サリーとキャメロンは事情を知らないまま部屋に残っていた。

デヴィッドはテロリストたちの目を盗んで部屋に戻り、一方のアルジュンはオベロイからの連絡を受け、レストランの客を連れて6階にある高級クラブのチェンバーズ・ラウンジに避難する。デヴィッドはサリーとキャメロンを連れてチェンバーズ・ラウンジに向かおうとするがテロリストに拘束され、サリーとキャメロンはクローゼットの中にいて難を逃れた。同じころ、ムンバイ警察のヴァムはホテルの警備室に向かうため部下と共にホテルに潜入し、アルジュンは重傷を負った観光客ブリーを病院に連れて行くためホテルからの脱出を図る。アルジュンはヴァムと合流するが、直後にブリーがテロリストに射殺される。アルジュンはヴァムと共に警備室に逃げ込み、そこのモニターからテロリストが射殺した警官の身分証明書を使いチェンバーズ・ラウンジに入ろうとしていることを確認する。ヴァムはテロリストの侵入を阻止するためチェンバーズ・ラウンジに向かい、そこでテロリストのイムランを銃撃し、負傷させる。

チェンバーズ・ラウンジではオベロイの方針に反発するザーラやワシリーが同調する宿泊客と共にホテルからの脱出を図るが、途中でテロリストに見つかりザーラとワシリーが拘束され、他の宿泊客は射殺される。2人はデヴィッドや他の拘束された人々の元に連れて行かれ、一室に監禁される。彼らを監視するイムランは家族に電話をかけ、その通話を通してテロリストが軍事訓練の名目でムンバイに連れてこられたこと、家族に支払われるはずの報酬を「ブル」が支払っていないことが明かされる。

夜が明けるころに国家保安警備隊が到着し、突入作戦の準備が進められる。事態を知った「ブル」はテロリストたちにホテルを焼き払うように命令し、イムランには拘束した宿泊客を殺すように命令する。イムランはデヴィッドやワシリーたちを次々射殺するが、最後に残ったザーラがムスリム式の礼拝を始めたことで殺すのを躊躇い、彼女を残して立ち去る。取り残されたザーラは自力で拘束を解き、部屋を脱出する。一方、アルジュンはオベロイと合流し、残った宿泊客を連れてホテルからの脱出を図り、その途中でサリーとキャメロンに出会う。国家保安警備隊がホテルに突入してテロリストを掃討する中、ザーラは救出されてサリーとキャメロンに再会し、オベロイも宿泊客たちと共にホテルを脱出する。突入作戦が終了して安全が確保された後、アルジュンは自宅に戻り妻子と再会する。

後日談として、ムンバイ各所を襲撃したテロリストは全員が逮捕・射殺されたものの、首謀者の「ブル」は国外にいたため逮捕を免れ、現在も捕まっていないことが語られる。ホテルは事件の影響で営業を停止したものの、数か月後には修復を終えて一部が営業を再開する。エンディングでは事件3か月後のグランド・リニューアルオープンで、「ホテル・ムンバイの戦い」を戦った従業員や宿泊客への追悼式が行われた際の記録映像が流される。

⚪鑑賞
午後のロードショーで鑑賞。
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