ぐっさん

天気の子のぐっさんのレビュー・感想・評価

天気の子(2019年製作の映画)
4.5
2019/7/19ユナイテッドシネマ札幌IMAXシアターにて鑑賞。
 気温の上昇によりIMAXのスクリーンの下の部分がゆがむというハプニングが発生しました。しかし、スクリーンがデカすぎるので下の部分はあまり気にすることなく、クレームなく無事に鑑賞することができました。

 新海誠監督最新作。なんと「君の名は。」から3年たっての聞いて、えっ!3年たってたのっ!という自分の年を重ねた気持ちに自分が驚き!
 しかも、今回の作品は公開日ギリギリまで作成し、マスコミ試写をやらずまさにぶっつけ本番で挑んだ作品ときいてもっと驚き!!

 「君の名は。」が大ヒットして期待感のハードルが一気に上がってしまった中の今回の作品。私も、新海監督作品は「君の名は。」からでまさに観る気はなかったけど話題に乗っちゃって観たという人の中の一人でございました。(もちろんその時もレビューを書いております。)

ネタバレにならないように、もう観た感想を簡単に言っちゃうとズバリ、
・「君の名は。」よりストーリー展開はスムーズでわかりやすくなった。
・主人公の家出少年「森嶋帆高」と不思議な力を持つようになった少女「天野陽菜」が純粋でいい!!そして、2人が出会うまわりの人たちもいい。(特に帆高はまだ高校生だけど、純粋で真面目なとこがいい。)
・予想付く展開と思われるかもしれないけど、全体的に私は結構好き!
・クライマックス手前はちょっと泣けた。

 新海作品まだまだ初心者の私が、「君の名は。」しか拝見していないので比べてしまって大変申し訳ないのですが、とにかくハードルが下がっていて観やすくていい。
 雨の日が続く東京に祈るだけで晴れにしてしまう不思議な力を持った少女の理由。少年が家出をした理由などなどを理解し終えた後からの展開はガッツリのめり込めたしなんかいいなぁ~って思っちゃいました。まさに、ソフトバンクとのコラボCMの時にお父さんが「若いっていいなぁ~」って言ってましたが、この作品を観た後、同感って思っちゃいました。

 そして、新海監督作品名物の細かいアニメーション表現演出も良かったですなぁ~。雨ばっかりだったから作業は大変だったかもしれないけど、雨粒の表現にも注目してほしいし、太陽が出たときに手をかざすシーンは好きでしたねぇ~(特に重要なシーンではございませんけどね。)
 前作に引き続き、音楽提供をしたRADWIMPSの曲が流れるシーンもよかったぁ~。これミュージッククリップですやん!と言いたいほどのシーンもご注目あれ。

 声優メンバーも主人公の少年「帆高」役の醍醐虎汰朗って誰やねん!!って最初は思っていましたが、まぁ~役どころピッタリなもんだから良かったし、陽菜役の森七菜さんもいいし、共演となる編集プロダクションライターの須賀圭介役には小栗旬さん、須賀の事務所で働く女子大生夏美役には本田翼さんなんですが、声優うまい下手は抜きにして、役どころとしてはナイスポジション!!でしたね。もう他にも言いたいけどきりがない(笑)

 設定は現代の東京なんだけど、パラレルワールドの展開。意外な出会いから始まる思春期の恋物語と見せかけておいての不思議な体験の物語でもあるし、よく見てみると今の日本の現状にも触れる話でもある今回の作品。
 まだまだ、新海作品初心者の私ですが、かなり好きな作品だと思ってます。
ぐっさん

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