Tom2022

決算!忠臣蔵のTom2022のレビュー・感想・評価

決算!忠臣蔵(2019年製作の映画)
3.5
私の母によると12/14は、赤穂浪士の討ち入りの日だそうです。それじゃあ忠臣蔵でも見てみようかなと探してみたところこの時代劇コメディ映画が見つかりました。

赤穂藩主の浅野内匠頭(阿部サダヲ)は、江戸城にて賄賂まみれの吉良上野介に斬りかかったことで即日切腹となり、赤穂藩士たちは浪士になってしまいます。筆頭家老の大石内蔵助(堤真一)と勘定方の矢頭長助(岡村隆史)は、なんとか予算の確保に努めますが、お家再興はかないませんでした。しかしながら、討ち入りするにも費用がかかります。。。

とにかく予算の管理が面白い映画ですね。支出と収入が目に見えてわかるのでとても理解しやすいです。まあ、ほとんどが支出でどんどん目減りしちゃうのですけど😄。

赤穂から江戸までの出張旅費がいちいち出て来るのも笑えますね。江戸時代だと、歩きなので日数がかかり、かなりの費用が必要となります。

討ち入りの決行日が、藩主の命日の3/14じゃなくて、12/14に早まったので、討ち入り全員分の江戸での滞在費が3か月浮く事になりました。このおかげで武器を買う事ができたのは笑えますね😄。

戦争と言えば、一般には、兵器の破壊力とか強靭な兵士などを想像しちゃいますが、一番大事なのは予算です。予算がなければ、兵士に食料も届けられないし、その兵士も運べません。予算の多さ=戦争の強さになるんだと思います。それを改めて、認識させてくれました🤔。

さて、忠臣蔵をとても楽しいコメディ映画に仕上げています。討ち入りそのものよりも、それまでの予算とその準備で、戦いのシーンはほとんどありません。笑いながら、見る事が出来る楽しい映画でした。
Tom2022

Tom2022