他人の記憶を消せる人の事を「記憶屋」といいます。生きていけなくなる程のつらい記憶や悲しい記憶を消してくれる記憶屋についての映画です。
遼一は、杏子にプロポーズした翌日から、なぜか杏子と全く連絡が取れなくなります。その後、再会した杏子は、遼一についての記憶が全くありませんでした。これを受け入れられない遼一は、人の記憶を消せるという「記憶屋」を探し出し、失った記憶を取り戻せないかと奔走します。
遼一もつらいと思いますが、幼なじみの真希(芳根京子)の一途な想いがとってもいじらしくてかわいそうな映画でした😢。
映画を見る前には、記憶屋って、記憶をコントロールしたり、違う記憶をインストールして悪いことをする人かなと思いましたが、つらい記憶を消去してくれる良い人だったんですね。
さて、記憶を消す事って、どうなんでしょうか。私は、遼一に近い考え方で、どんなつらい記憶もそれを乗り越えて生きていくのが人間じゃないかなと思います。ただ、生きられない程のつらい記憶は、そうじゃないのかも知れませんが。。。
記憶屋ってどんな人で、どこにいるんだろう、そして杏子には何があったんだろうと、引き込まれていく映画です。ファンタジー映画ですので、気楽に見るといい映画だと思います。