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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイのkuuのレビュー・感想・評価

4.0
『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』
英題Mobile Suit Gundam Hathaway.
映倫区分G.
製作年2021年。上映時間95分。

アニメ作品群ガンダムシリーズの1つで、富野由悠季の小説作品。
監督は『虐殺器官』の村瀬修功が務めた。
富野由悠季監督が1989~90年にかけて全3巻で出版した小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』をアニメーション映画化した3部作の第1部。
アムロ・レイとシャア・アズナブルの最後の決戦を描いた映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』から12年後の宇宙世紀105年(U.C.0105)を舞台に、かつてアムロとシャアの戦いを見届けたハサウェイ・ノアが、腐敗した地球連邦政府に反旗を翻す姿を描く。
ダークヒーローのシャーの心意気を継承してる作品なんかなぁと。
このダークヒーローて、物語における典型的なヒーローの特徴として挙げられる社会的に正しい倫理観や問題解決の手段をもたないものの、ある側面から見ればヒーローと呼ぶに値する行動をおこす登場人物を意味するんやし、どこかのボンクラが『ジョーカー』を真似たのはそんな深淵な部分を観てなかったんかなぁと映画ファンとしては悲しくなる。

扨、お話は『シャアの反乱』と呼ばれた第2次ネオ・ジオン戦争から12年。
世界は変わらず混乱状態にあり、地球連邦政府は強制的に民間人を宇宙に連行する非人道的な『人狩り』を行っていた。
そうした地球圏の腐敗した現状に、マフティー・ナビーユ・エリンと名乗る人物が率いる反連邦組織『マフティー』が立ち上がった。
マフティーの正体は、かつて一年戦争にも参加した、あの
『(アムロに対して)殴ってなぜ悪いか? 貴様はいい、そうしてわめいていれば気分も晴れるんだからな殴られもせずに一人前になった奴がどこにいるものか!』の名言?を吐いた、地球連邦軍士官ブライト・ノアの息子ハサウェイ・ノアやったが、そんな彼の運命は、謎の少女ギギと連邦軍大佐ケネスとの出会いによって大きく変化していく。

今作品を観るのをかなり躊躇ってた。
ガンダムシリーズはいつしか観なくなって久しい。
でも、ふと再生してみたら、お話は『シャーの反乱』の12年後と云う設定に感謝。
何とな~く分かる、いや、分かったよ~な。。。
多分三部作品になり完結したとき多くの事柄が繋がるんかなぁと。
でも、今作品は、やはり男子心を擽るなぁ。
10代に戻った感じやし、18才以下10万円給付金振り込まれるかなぁ(まだ決まってません😃)。
この事は書きたいこと山ほどあるけど、関係ないので已む無く割愛🥺。

歴史小説実写化などで、登場人物やら歴史を知ってるだろうを前提に作品を作られてるのがしばしばある。
そう云えば、先日、上手な表現を読み感動したので著作権支払わず😃つかわせていただきますが。
ガンダムの物語は当然知っているだろうから特に説明しないけど、ついてこれるやんなぁ?って感じ。(その方は『燃えよ剣』でつかわれてた)
まさにそんな感じでガンダムファンへの信頼した展開。
まぁ、懸命に観てついていけたレベルでした。
地球連邦やマフティーの目標を理解するんは今作品だけじゃ無理があるかな。
とは云え、この映画は宇宙ロボットモンのファンにとってはほぼ完璧な作品やと云っても過言じゃない。
しかし、ミーハーガンダムファンの小生としては、大規模なモビルスーツの戦いを期待してただけにチョイ🥺。
今作品は、あくまでもガンダムを好むのなら、単体として観てみても十分楽しめたし、面白い作品には違いない。
ガンダムのNTやCCAのようなアクション性はないけど、モビルスーツの戦いがない方が悪いとは云わへん。
しかし、戦闘シーンがあると、それは壁を越えた非常識なものになり、子供心が動き出す。
最初のモビルスーツの戦闘は街中で行われ、ビームがビル全体を溶かし、スラスターが街を焦がすとか、戦闘による破壊と恐怖を驚異的に表現していたなぁ。
ストーリーは個人的に気に入っている点のひとつで、各キャラの動機や他者との関わり方を探ることに多くの時間を費やしてた。
彼らの行動にもかかわらず、マフティーが地球に住む人々の自由を大切にしていることや、地球連邦がEFFに占領された都市に住む民間人を積極的に弾圧しようとしていることなどがわかれ。
文章で書くと映像の良さが伝わらない気のが残念無念夢想織田夢道(意味不明)。
予告編をご覧になった方は、この映画がどれほど豪華であるかをご存知やと思います。
しかし、小生が予想していなかってか、舐めてたんは、2Dと3Dのアニメーションがこないにもうまく調和しているということ。
CCA(Mobile Suit Gundam Char's Counterattack 略)後の宇宙世紀を深く掘り下げたガンダム映画を見たい人には、今作品がお勧めです。
地球連邦とマフティーの武力衝突についてのアクション満載のストーリーを期待していた小生は、その点はがっかりしたけど、そないなんぶっ飛ばす勢いの今作品には、眠ってたガンダム熱が再燃してハマってしまいました。
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