でしょうかな

サバハのでしょうかなのレビュー・感想・評価

サバハ(2019年製作の映画)
3.8
1999年、江原道寧越郡の農村で、奇妙な双子の姉妹が生まれた。時は流れ、ソウルで新興宗教問題を取り扱うパク牧師は、江原道の仏教系宗教に目を付ける。一見平和な団体だが、連続殺人犯との関わりが浮かび上がり、やがてとある宗教人の存在が見えてくる。

宗教が題材の韓国映画といえば『哭声』があるけど、個人的には色々な宗教が入り乱れて一つの種明かしに繋がるこっちの方が好きだった。
難しい宗教用語が多くて混乱するかもしれないが、蛇の下りさえ分かっていれば大体なんとかなりそう。
サスペンスフルでありながらオカルトチックでもあり、主要人物の宗教観もストーリーに上手く絡み合っていて、なかなかに面白かった。
自分は特段信仰しているものは無いが、こうして他者の宗教観を垣間見るのは好きだ。
でしょうかな

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