良かったとこ 企画のアイデア
ビートルズを自分だけが知っていたら?という、ドラえもんのもしもボックス並みに突拍子もないアイデア自体は良かった。予告編で客を呼び込むのにうってつけなキャッチーさ。
ダメだったとこ1 アイデアの飼い殺し
ビートルズ=伝説のバンドぐらいの扱いで、これが無かったらあれも無いと言った捻りは、オアシスぐらいしか無い。そのため、「もしも〇〇だったら」という興味は開始30分で終わってしまう。ビートルズがいなくても今と同じようなポップ文化に育っていたという結論になってしまうのは、せっかくのアイデアを育てずに殺しているようなもの。
ダメだったとこ2 商業映画的にはかなり杜撰な脚本
主人公が何をしても結果オーライで、周りの人物がすべて書き割りのように紋切り型なので、これで2時間持たせるのはかなり辛い。後半は、ビートルズの曲が流れることでなんとか興味を失わずに済んだ感じ。
予告編だけで十分。