minorufuku

フェイクプラスティックプラネットのminorufukuのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

風俗嬢のヒロインはネットカフェで寝泊まりして生活していた。ある日、ヒロインは裏路地の占い師に初対面のはずなのに過去にも占ったことのあると言われる。やがて、ヒロインは自分が25年前に失踪した人気女優に瓜ふたつであることを知り......という話。
謎めいたあらすじに興味が湧いて鑑賞。

絶望的なストーリーを予想していたが軽妙なシーンも多く未来の希望を感じさせてくれる作品。
演出や話の流れとして上手くないなあと思う部分も多く、結局謎の核となる部分もあやふやなままなのだが、ヒロインのキャラクターの魅力と作品の雰囲気に引っ張られて最後まで楽しくみることができた。無理に解答を出さずに、出生の秘密を追うことでヒロインが大切なことに気づくという流れにしたのは正解だったかと。
BGMのせいなのか昭和のメロドラマみたいな古めかしい印だったかと。赤Tシャツの宗教団体や縄師の男など未回収な伏線も多いのでミステリを期待すると拍子抜けするかも。
ネットカフェ生活の描写も面白く、終盤ピンチに陥ったヒロインをネットカフェの住人と記者が助ける展開は良かった。

風俗でルール違反すると消火器で殴られるのか......普通死ぬだろ(^^)
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