ぐりんでる

ミッドサマーのぐりんでるのレビュー・感想・評価

ミッドサマー(2019年製作の映画)
3.8
こんばんわ!ビビりんゴリラは皆B型🍎僕はA型です。王です🤴

エンフィールドでの戦いを終えた俺は、暗がり続きの反動でお天道さまにあたりたいと思い、太陽を追いながら街を歩き、森を彷徨い、丘を越え、海を渡り、気付けば異国の地に降り立っていた。
森の奥に広がる原っぱで、一先ず俺は、夏の爽やかな風にあたりながら虫の囀りを子守唄に昼寝することにした。………

「vad gör du?」

…ん?

全身白いワンピースに花冠を被った数人の少女が、俺を見下ろしていた………

俺は、謎の祭に巻き込まれることになったのだ…期せずして


狂祭のホラーチャレンジカップ 第10話
 
    第2章  開幕 🤮🎉

(⚠️本作のネタバレを含みます)

「ウフフフフフフ〜〜」

何をする!!俺は光合成がしてぇんだ!!

「ウフフフフフフ〜」

俺は無理やりそいつらに連行され妙なオブジェと数件の家屋が建つメルヘンな村にたどり着いた。
ほとんどの奴らが白い服に身を包んで妙な歌や動きで浮かれている。にやけたじいさんが俺に何か言っている。どうやら歓迎はされているようだ。

するとこの村の偉い奴が演説をしていた。これから始まるのは陽が落ちない9日間の夏至祭。
祝祭が始まるらしい。あんまり興味がないから一眠りして退散するか…🤔

人気のないところを探していると、妙な干し物が目に入る。布に絵が描かれていた。内容は、女が男に恋しているような絵だった。女は陰毛を切り取り男の食物に混入させ食べさせると、男が女に惚れ込み見事結ばれる。そんなような絵だった。趣味が悪いな。お?熊が檻に捕まっている🐻

気持ちよく寝ていると、これから大事な儀式が始まるのだと、俺は起こされ半分寝ながら連行される。そこには村人と俺のようなおそらく旅行者数名が、そびえ立つ崖の上を眺めていた。

崖の先端には老人が立つ。次の瞬間、老人は自らの身を空中に放った。

俺は速攻で飛び、地面激突寸前で老人をキャッチ!ギリギリのところで救うことに成功した。サッと着地するとその横には、顔面がえぐれ原型のなくなった亡骸が転がっている。ひっ!!🥶

俺はこの状況に理解が及ばず傍観者と化す村人に檄を飛ばした。

おい!!テメェら正気か!!!😡😡😡

村人たちは血相変えて俺に襲いかかってきた。俺は大きなハンマーでぶん殴られ気を失う…

気が付くと俺は、四肢を縛り上げられ天井から吊るされていた。閉じ込められた家畜小屋の隙間から入る陽の光はあるが、そういや、昼か夜かもわからん。

俺はこの村の異常性に悪寒が走るも身動きが取れず焦っていた。外からは、時折悲鳴や怒号が聞こえた。どうも旅行者の誰かが、村人の逆鱗に触れることをしたらしい。おそらく俺と同じように、この村の異常な風習に対し勇気ある行動を示したのかもしれない(そいつの場合は先祖の宿る木とやらに立ちションしたようだ…)

しばらくすると、何人かの村人が小屋に近づく気配を感じた。俺は意識の朦朧とする中、奴らが丁寧に運ぶものを見て戦慄する。

先ほどちらりと見かけた旅行者の男の背中が引き裂かれ左右の肋骨と肺が外側へむき出しになっている!!

俺も殺られる…!!!🥶

男たちはその死体を吊るすと、今度は俺を吊るしから降ろし拘束したままで俺を担ぎ上げた。

これまでか…無念…

村の広場では、今度は何の儀式か。十字のシンボルの周りで、愉快にぐるぐると女たちが踊っている。村の者と、旅行者はもはや男1人か…

「悪魔に踊らされているのさ。踊り残ったものは女王となる」

女王だと!?…人を殺しておいて悪魔はテメェらだよ…

「これは文化の違いだ…旅の者よ。郷に入らば郷に従え。お前の国でもそう言うだろう?」

屁理屈だな。

「なんとでも言うがいい」

俺は壁一面に白黒の絵が施された部屋の椅子に縛り付けられ放置された。
ーーー何時間経ったかわからない。
だんだんと気が戻ってくると、さらに奥の部屋に俺は通される。そこには集団で一番偉そうなバアさんがいた。

「手荒い対応を許して。あなたは命のサイクルを止めようとした。彼らのためにならないの。老いた肉体から解き放ち、新たに生まれる命に転生する。それを妨げたのよ」

あのじいさんは殺したのか?あの訪問者たちも!!

「…これは罪な行いではないわ。自然の摂理なの。そして必要なこと…でも、あなたは強い男に見えたわ。是非、あなたの力を私たちに分け与えてほしい」

何を言っている!?

「セックス」

!?!

その瞬間、小さな容器に閉じ込められた煙を吸わされた俺は、急にムラムラしてきてしまった。

「さぁ連れて行って」

俺はまた別の外観が変に傾いた建物に連れて行かれ拘束を解かれる。中からは無数の女の身の毛のよだつ掛け声のようなものが漏れていた。薄気味悪く気持ちが悪いが、なぜかムラムラしてしまっている俺。いったい何をすわされたんだ…

俺は扉を開け言葉を失った。数人のすっ裸の女が性行為する男女を取り囲んでいる。男はあの唯一残っている訪問者だった。
気味の悪い掛け声を放ちながら、どう言うことなんだこれは…微塵のエロスも感じない気色の悪い光景。だんだんと、もはやバカなんじゃないかと思えてきて笑いそうになるが、同時に強い嫌悪感は感じ続ける。

俺はムラムラしていたけど、全くタイプがいなかったし、そもそもこのやばすぎる集団に警戒心剥き出しなので、建物を飛び出した。その時、派手な冠を被った女が建物に導かれるように歩いてくる。
この女は、確か訪問者…まさかあの男の交際相手なのか…

やめておけ。女は俺の言葉や、後を追って引き止めようとしてる白い女どもの言葉に耳も貸さない。俺は彼女を必死に止めようとしたが、再び何者かに頭を強く殴られ気を失ってしまう。

薄れゆく意識の中、悲嘆の叫びをあげる声が聞こえた。そして、それに共鳴するように重なる無数の女の声、そして建物の女どもの声、地獄のような共鳴に気が狂いそうだ……


😪😪😪



……内蔵に穴を開けないようにするんだよいいね?」「はい」「それじゃあ、ブラッドイーグルを作ってみようか。さっきやって見せた通り背中を裂き肺に穴を開けないようにね。できるかい?」「やってみます!」

俺は血なまぐさい強烈な匂いに目を覚ます。今まさに刃が俺の背中を引き裂こうとした直前、最後の力を振り絞り、大声をあげた。作業は止まりその場にいた奴らの動きが止まる。

まだやれるぞ😤😤😤

俺は、拘束された鎖を引きちぎり、なぜかその場にたまたまあった盾★をぶん回しその場を制圧した。

外に飛び出すと先ほどの派手な冠女が花の小山に埋まっている。その周りを狂気じみた動きで踊り狂う白いやつら。その奥の方では三角形の建物が燃え盛っていた。

何が起きたのかわからんが、業火に焼かれた人間の悲鳴がかすかに聞こえる。

これがよそ様の風習だとしても見過ごすわけにはいかない。事情は知らないがこんな形で人が殺されていいはずがねぇ😡

俺は盾をぶん回し制圧を試みる。
が、花に埋まっていた女が花の塊ごと動き俺の盾を花シールドで防いだ。巨大ナメクジみたいなシルエットで間抜けに見えるのに!そうか!あれはお花バリア!!

この女はおそらく女王なのだろう。

その女はうすら笑っていた。その不敵で安堵にも見える笑みに、この集団に染まった瞬間を見た気がした。

俺はその時視界が揺らいでしまい、その場に崩れ落ちた…


ふと、目が覚めると、この地に着いた時に横たわっていたところにいた。

なんだ夢なのか…

まだ明るい…微かに、風に乗って民族的な歌声が聞こえた気がして身震いし、
なぜか衣服に付いていた色とりどりの花びらを見て俺は一目散にお家に帰った。



感想:やばい奇習に触れてしまったと言う気持ちになる映画。妄信的なそれを当たり前だと思うカルト集団のうすら怖さを味わえた映画だった。
確かにヘレデジタリーよりも軽い感じはする。あくまでへレディタリーと比べて。そして今作もまた誰かに図られてやばい集団の手に落ちていく物語。

相変わらず上質な不快さ気色の悪さ。もちろん今回も軽やかな気分にはもちろんなれない。
が、ラブシーン?にはだんだん笑いそうになってしまった。なんでいんの周りの奴らw

あともう一個どっかで笑いそうになったけど、どこだっけ忘れた。



ホラーチャレンジカップはこれから第2章です。怖くないとはいえこんなやばい映画を平気で見れちゃったからかなり耐性はついてきたはず。だけれど、ジャパニーズホラーの壁は高く、マイページのマーク一覧に並ぶのすら嫌だと思ってるくらいだからね😆



次なる戦いへ to be continue…