エマ・トンプソン演じるキャサリン・ニューブリーはトークショーの人気司会者。その台本を書いている男ばかりのライターチームに、”多様性枠”としてインド系女性のモリーが雇われ、低視聴率な番組を変えていく。
私も男社会で働いているので、分かるなーこの感じ。と思いながら、客観的に見てもやはりどうしたって男だけで作るものには偏りが出るよね、と思う。
女性の本当の意味での敵は、男社会を生き抜いてきた女性、という感じもすごく共感できる。
モリーはすごく前向きで、努力家で応援したくなる女性。モリーを主人公として見てしまっていたけど、結論から見るとキャサリンが主役だったみたい。
というのも、モリーを演じるミンディ・カリングは脚本も書いているそう。エマ・トンプソンの大ファンで彼女に合った脚本を自分で書いて渡しに行ったらしい。
ラストの方でチームにマイノリティが増えたっていう描写で、妙にインド系の人が多くてそれはそれで違和感だったんだけど、監督もインド系女性らしく、そこまで聞くと、監督とミンディ・カリングの気合いみたいなものが感じられて好感を持った。