Ayu

82年生まれ、キム・ジヨンのAyuのレビュー・感想・評価

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)
3.5
原作未読、cocoさんのオンライン試写会にて鑑賞。予告とFilmarksのあらすじで読んで挑んだけど見事に号泣。

私は87年生まれだし結婚はしているけどまだ子どもはいない。なので妻であり母であるジヨンとは少し境遇が違う。でも国は違えどジヨンの心を少しずつ壊していった何気ないことや言葉たちの積み重ねがリアル過ぎて、まるで自分のことのようで観ていてひたすら辛く中盤からずっと涙が止まらなかった。ジヨンを演じたチョン・ユミの表情の移り変わりがとても上手で、色んなことや人たちに板挟みになりながらもジヨンに寄り添う旦那さん役デヒョンを演じた『新感染 ファイナル・エクスプレス』から地味に好きなコン・ユも好演。

私も症状の一環として解離することがあり10年以上心療内科→精神科に通っている身なので、中盤のジヨンの家族が彼女に不器用ながらも寄り添う姿を観て、皆こんな風に接してくれていたなと思い出してもうわんわん泣いてしまったけど、治療をしっかり頑張ろうと思えた作品だった。
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