kuu

スケアリーストーリーズ 怖い本のkuuのレビュー・感想・評価

3.2
『スケアリーストーリーズ 怖い本』題Scary Stories to Tell in the Dark
2019年108分
米国・加奈陀のホラー映画。
🕷️🕷️🕷️🕷️🕷️🕷️🕷️🕷️🕷️🕷️🕷️🕷️🕷️🕷️🕷️🕷️🕷️
1968年のペンシルベニア州の片田舎の町。
ハロウィンの夜。
4人の若者たちが忍び込んだいわくつきの廃屋←入るなよそんなとこブルブル。
そこでかつての住人が書き残した手書きのホラー小説が書かれたノートを見つけるんやけど、それがまた惨劇を引きおこしよるねんなぁ。。。

ストーリーの時代背景は68年ベトナム戦争の影がチラつく田舎って設定は、郷愁、望郷、懐古、そして追憶(同じ意味かな😊)ちゅうのが要素となっているんが、私的ながらKIRA☆KIRA☆。
間もなく訪れるであろう冬、ハロウィンを迎えた季節の何とも云えない寂しい感じが気を引き付けるかな。
原作はアルヴィン・シュワルツが1981年から1991年にかけて発表した児童文学で『誰かが墓地からやってくる』と『死んだ男の手首』 シリーズからだそうで、ホラーアンソロジーやけど、
今作品は、オムニバスではなく長編作品に纏められている。
せやから、あるエピソードは恐怖のツボじゃなくても、エピソードの中には恐怖で戦く話がある可能性あるし、無いこともある可能性はある。
小生は大半のエピソードにビビりまくった。
特に🕷️🕷️🕷️🕷️🕷️🕷️🕷️🕷️🕷️🕷️🕷️🕷️🕷️🕷️🕷️🕷️。
各ストーリーは入り込みやすいが、好き嫌いは割れるやろな。
お話のベースの名家の娘サラ・ベローズちゅう非業を遂げた娘さんの『怨』云々はホラーじゃアルアルやけど、何とも云えない郷愁、望郷、懐古、そして追憶←(ひつこい)の味わいはホント好きだなぁこんなの。
原作が子供向けやし、初めは舐めとったが、蕭索たるうら淋げな雰囲気が醸し出されたホラーはこれまたよかった。
肝心のモンスター?
化け物たちは、原作の挿絵をモデルにしてるらしく、加えて、デルトロが美術面で協力してるだけあって質は高い。
『ヘンテコ』やなぁと云えなくはないが。。。
終わりも郷愁、望郷、懐古、そして追憶(三度目)を思うと味わい深いホラーかなぁって気がしました。
kuu

kuu