Growltiger

スケアリーストーリーズ 怖い本のGrowltigerのレビュー・感想・評価

3.8
幽霊屋敷で手に入れた本。勝手に書き綴られる怖い話は実際に主人公達の周りで起き、仲間達は姿を消していく。


原作はアメリカのホラー短編集だそうです。
児童書でありながら話や挿絵が怖過ぎて図書館に置くのを禁止する運動が起きたらしい。

ホラー慣れした人からすると怪談話の定番な展開で目新しさは無いかも知れないけれど、迫る足音や不気味な怪物とか王道な部分は安定した怖さでした。
なんとなく日本の『呪怨』『リング』を彷彿とさせるホラー演出はやはり怖いですね。
ホラーは小難しいよりシンプルな方がすんなりと怖がれます(日本語変)。

原作が短編集だけあって、襲ってくる奴らは様々。単調にならずバリエーション豊富です。
原作の発禁の要因となった怖い挿絵を忠実に実写化した姿も中々見ものでした。
白くてブヨブヨの女は挿絵版だけネットで見た事あったので「こいつだったのか!」と自分の中の謎が1つ解けました。
yahoo!で「スケアリーストーリーズ」と検索したらこいつの顔がドンと出て来たのでご注意を。
よく見るとそんな怖くないんだけど。

ラストも大円団とも言い難いのがホラーとしては高評価です!