テイストもおもしろポイントも、事前に想像してたのとはまるで違ったんだけど、でも別のところで楽しめたからまあいいや。
予告を観たときは、今っぽいセンスのクライム・コメディで、人質になる銀行勤めの地味めな女性が意外と面白い人物だったりするんだろうなと思ったんだよね。ポスターおしゃれだし。
実際には、そうでもなかった。笑うところは特にない。人質ちゃんもわりと普通っぽい。ストックホルム症候群とのちに呼ばれるようになる人質たちの心理も、どこから来たものかよくわからん。でも、警察との細かい駆け引きを犯人サイドから見るだけでも退屈はしなかったし、イーサン・ホークのいいヤツっぽさは安心の見心地。
ただちょっと、男性監督の映画って、男性キャラクターのおバカなところをそりゃもうチャーミングに撮るんだよな、みたいなことを思ってしまって、どうも私の体調(?)がよくないのかも。登場人物がチャーミングだったなら、いいじゃんね。いいはずだ。
来場者特典でポストカードをもらったので、とりあえず作業机に飾ってみてる。