みや

シライサンのみやのネタバレレビュー・内容・結末

シライサン(2020年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

親友が不審死した女子大生と、弟が同じ死に方をした青年が、『シライサン』にまつわる呪いの謎に迫るホラー。

原作は乙一の同名小説。未読。脚本・監督は乙一(の本名)。本当にこの人は多才だ。内容としては王道B級ホラーで、最東対地っぽい感じ。
民俗学方面に進むかと思いきや深堀はされず、他の様々な点も重さと軽さのバランスが中途半端で、いまいち楽しみきれなかった。
結末も微妙過ぎる。解決も救いも無くて、今まで観てきたのは何だったの?という気持ち。原作ではもう少し違うんだろうか。

血が噴き出したり目玉が無かったりする描写はなかなかに良い塩梅だったのだが、三人目で目が破裂した瞬間のCGはショボすぎて残念だった。グロさもエロスも感じられない。間接的な描写だけで攻めてほしかった。
シライサンの造形は好き。

染谷翔太の妖しい演技はハマり過ぎで素晴らしい。不審人物すぎるでしょ。初っ端で死んじゃった弟くんもかわいかった。
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