ああ、このラスト。こういう言い方しちゃうとネタバレかな。
だけど、この終わり方を観てこの映画の言いたいことがすべて伝わった（気がした）。
私も一応フルタイム労働者だ。作業に追われる仕事で結構いつもクタクタ。でもこの家族の置かれた状況は度を越してる。これが現実？そうしないと生きていけないの？
この家族、それぞれみんな心根は優しい。仕事も良くこなしているし、子供たちも決して悪い子じゃない。でも人ってやっぱりここまで追い込まれたら狂ってしまうよね。ケンローチはだいたいそういうやりきれない状況を作り出してる社会への問題提起を映画でしている人だけど、今回は特に、いやマジか、と思うしかなかった。
変えるなら社会構造から、ということだろうか。
この家族が救われるような社会を作っていかないとね。政治家や官僚、そして選挙権を持つ市民はみんなこの映画を観よう！これは遠い国の話じゃない。
