新潟の映画野郎らりほう

ANNA/アナの新潟の映画野郎らりほうのレビュー・感想・評価

ANNA/アナ(2019年製作の映画)
3.0
【裏返し】


主人公である女性暗殺者は ファッションモデルでもある設定故に 線が細く、その為 徒手格闘時には打擲に重みが不足している。
代わりに スピード感があれば良いのだが、こちらも振り付けを準える事に精一杯な印象である。
一連の擬斗の中に 即興性/アドリブが抜け落ちている事が、振り付け感をより強めてしまう。


騙し騙されの延々な応酬は この類いでは定石に過ぎ 何らの新味も看取せぬが『体制側のみならず 反体制側にも 自由なぞ無い』とゆう問いは、冷戦時代と今現在とが 本質的に何一つ変わっていない事を示している。




《DVD観賞》