このレビューはネタバレを含みます
NGKことクマーランが政界でのし上がっていくお話。ダンスと唐突なアクションが素晴らしかったです。
中身はかなり退屈。クマーランが政界に入ってからの変容ぶりが飛び飛びで連続性が感じられませんでした。諂い笑いを出す瞬間に至る必然性もさほど感じられませんでした。ラージャの死ですらやたらアッサリしてましたし。
実はNGKが両親の殺しを指示したようですが、どうなんでしょう。全く見ていて気が付かなかったです。そうであればまた面白いですが、ここまで分かりづらくしているのは映画的にどうなんだろう。不親切な感があります。
政治の世界で変貌してしまうという、ありがちな世界観がさほど工夫なく提示されただけで眠くなる映画でした。