kazu1961

カセットテープ・ダイアリーズのkazu1961のレビュー・感想・評価

4.4
▪️Title : 「カセットテープ・ダイアリーズ」
Original Title :「Blinded by the Light」
▪️First Release Year:2019
▪️JP Release Date :2020/07/03
▪️Production Country: イギリス
🏆Main Awards :※※※
▪️Appreciation Record :2020-424
🕰Running Time:117分
▪️My Review
終始、温かい気持ちで、音楽と歌詞がキレキレで身体が動き出し、そして最後にはほっこりと感涙。。。言うことなしのとっても素敵な映画でした!!
ブルース・スプリングスティーン恐るべし!!その歌詞の持つパワーには脱帽です。これだけ歌詞にのめり込んだ作品は他には経験がありません。
そう、歌詞は、自由になる勇気とパワーをくれます。ただの音楽映画ではなく、笑いあり、涙あり、ブルース・スプリングスティーンとROCKの本質、魅力に満ち溢れた素敵な青春映画です。
カセットテープ時代の描写がほんとにリアル。若者達の苦悩、夢、自立。。。その掛け橋に歌と歌詞があったんですね。そして、その自らの生き方を見つけられた時、音楽と一緒に爆走したくなる衝動につつまれます。
本作、1987年のイギリスを舞台に、パキスタン移民の少年が、ブルース・スプリングスティーンの音楽に影響を受けながら成長していく姿を、爽やかに描いた珠玉の青春音楽映画です。2019年のサンダンス映画祭をはじめ、多くの評論家から絶賛されました。
もちろん劇中にはブルース・スプリングスティーンの歌詞とメロディーも満載、とても素敵でパワフルです!!

物語は。。。
イギリスのルートンの小さな町で暮らすパキスタン系少年のジャベドは16歳。夏のアルバイトを終え、SONYのウォークマンで流行のペット・ショップ・ボーイズを聴きながら自転車を走らせる彼は、この9月からハイスクールに入学します。誕生日が同じ、幼なじみの少年マットは恋人ができ、日々充実した青春を楽しんでいます。だがジャベドは孤独に鬱屈を募らせていました。保守的な町の人からの移民への偏見や、パキスタン家庭の伝統やルールから抜け出したくてたまらない彼。特に古い慣習を振りかざす父親マリクには内心強い反発を感じていました。人種差別や経済問題、不安な政情に揺れる時代をジャベドなりに反映させた詩を書いていますが、まだ本当の“自分の言葉”を見つけられずにいました。だがそんなある日、モヤモヤをすべてぶっ飛ばしてくれる、ブルース・スプリングスティーンの音楽と衝撃的に出会い、彼の世界は180度変わり始めていきます。。。

本作の原題はブルース・スプリングスティーンが1973年に発表した楽曲『Blinded by the Light』から取られています。
本作、観ていてとても心の琴線に触れます。これも素敵な音楽と歌詞があってのことです。そして本作の結末は、もう一度最初から鑑賞したいと思わせる力を持っています、ほんととても元気になれる温かな作品です。観てよかった!!

▪️Overview
1980年代のイギリスを舞台に、パキスタン移民の少年がブルース・スプリングスティーンの音楽に影響を受けながら成長していく姿を描いた青春音楽ドラマ。87年、イギリスの田舎町ルートン。音楽好きなパキスタン系の高校生ジャベドは、閉鎖的な町の中で受ける人種差別や、保守的な親から価値観を押し付けられることに鬱屈とした思いを抱えていた。しかしある日、ブルース・スプリングスティーンの音楽を知ったことをきっかけに、彼の人生は変わり始める。出演は「キャプテン・アメリカ」シリーズのヘイリー・アトウェル、「1917 命をかけた伝令」のディーン=チャールズ・チャップマン。監督は「ベッカムに恋して」のグリンダ・チャーダ。(引用:映画.com)

出演は、ヴィヴェイク・カルラ、ヘイリー・アトウェル、ロブ・ブライドン、クルヴィンダー・ジル。
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