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恐怖のセンセイのkuuのレビュー・感想・評価

恐怖のセンセイ(2019年製作の映画)
1.0
『恐怖のセンセイ』
原題The Art of Self-Defense.
製作年2019年。上映時間109分。

ジェシー・アイゼンバーグが主演を務め、気弱な青年が空手道場のカリスマ指導者に翻弄される姿を描いたアメリカンブラックコメディ(小生はブラックコメディのカテゴリーやとは思いたくはない)。
共演はアレッサンドロ・ニボラ(エエ俳優さんやのに勿体ないキャスティング)、「グリーンルーム」のイモージェン・プーツ(この女優さんもよくこんな駄作を引き受けたなぁ勿体ない)。

事務員として働く小心者の青年ケイシーは、夜道でヘルメットを被った男たちに襲われ暴行を受ける。
自衛のため拳銃を購入しようとするケイシーだったが、近所の空手道場で体験入学を受け付けていることを知り参加することに。
正式に道場に通いはじめたケイシーは、カリスマ指導者“センセイ”の指導のもと空手にのめりこんでいき、やがて秘密の夜間クラスへの参加を許されるが。。。

個人的にですが、今作品は救いが一つもない映画かな。
ジェシー・アイゼンバーグは好きな俳優さんやし、期待はしたものの最後までクソ演出でスッキリしなかった。
たの俳優さんたちも然り。
お話は、完全に無意味。
色んな展開やヲチも用意したつもりやろけど、全てが馬鹿馬鹿しく、浅はか。
また、蛇足ばっかりで、イカれたプロット。
見始めて10分も経たないうちに、すべてのひねりが予想できちまうし、逆にひねりがないと云える。
無表情なセリフの云い回し、テンポはあっても薄っぺら。
ストーリーは、どんなに "ぶっ飛んでいる "モンであっても、これほど知性の欠落したものは、ついてけない。
ほんま痛々しいほどひどい台詞回しやし、出演している俳優陣たちは皆、この映画を嫌ってんのと違うかってほどの感じが伝わってくる。
今作品をダーク・コメディと説明にあったが、ダーク・コメディはやはり面白くなくちゃ。
今作品は全くユーモアがなく、コミカルであろうとしていることがサブなった。 
間違いなく、今まで見た中で最悪の映画の1つかな。
アイゼンバーグの履歴書に傷がついたなぁ。
余談ながら、道場に掛かる額入りの写真の主は、合気道の植芝盛平大。
合気道と空手を混同してる製作者に、悪意しか感じれへん😆。
まぁこないなことを書くだけ野暮でした。
ある意味、今作品は、
『恐怖のセンセイ』ならぬ、
『恐怖の映画』でした。
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