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超強台風
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『超強台風』に投稿された感想・評価

これからこの作品をご覧になる方へ
3.11の津波を彷彿させるシーンがありますのでご注意下さい。

巨大な台風が接近するとの予想で集結する気象学者、軍関係者、参謀的役人。作戦司令室はFEMAか⁉︎
司令官は市長です。
日本的には市長にそんな権限あったのかな?と思いましたが、そこは無視してこの市長の姿勢は全力で支持したい!

災害予知による経済的損失と失われるかもしれない人の命。この市長は進路の定まらない台風を前にして、何よりも人命第一として次々と指示を出していくのです。

市長おっさん、気象学者垢抜けないおばちゃん、参謀?ハゲでデブ…イケメン1人も登場しないのに彼らのかっこいい事‼︎使命を果たそうとする人達の姿に胸が熱くなります。

さらにこの作品は、精巧なミニチュアが素晴らしいのです!
実写と記録映像とミニチュアを織り交ぜての緊張感あふれるシーンの数々。見分けがつかない。

一粒で二度美味しい、そんな作品は2008年制作です。CGだったら、私こんなに喜んでないかも(^◇^;)

※あら探しいくらでもできるのに、そんな無粋な事はしたくない気持ちにさせられました。良い作品です。
特撮補正入ってますσ^_^;
ル〜ル〜ルル〜♪ル〜ル〜ルル〜♪
のメロディと共に市長がやってくると皆下へ下へと静まる。台風すら市長には敵わない。スーパー市長のお話。市長のテーマソングが流れすぎてだんだんうんざりしてくる。しかしキメのポーズのキメキメっぷりに吹き出してしまった。
3.5
人民の志は波より高い。

中国沿岸部の都市・温州市。(設定では)過去に巨大台風により多数の犠牲者を出した悲痛な負の歴史を持っている。
今、同地に観測史上最大級の超強台風の上陸が予測され、再び到来した危機に市長は決断を迫られることとなる。

何と言うか、これはなかなかに「シュール」な映画である。
例えばデビッド・リンチの作品等に冠される類の「シュール」ではなく、姿容こそ全く異なるもののエド・ウッドの作品がそうであったように作り手の意図せぬ部分をもって結果として見做されるタイプの「シュール」な映像表現が氾濫している。
序盤こそ概ね平坦に進む本作、所謂「人間ドラマ」が描かれるシーンでは安定しているものの、中盤以降、超大型台風いよいよ上陸かと事態が緊迫し始める頃から、主に大仰なアクションシーンのカットの繋がりの不自然さがやたらと目立ちはじめ、その香ばしさに画面を見守る我々も違う意味で緊迫を強いられることとなる。
台風の中町に取り残された盗人を救助するシーン、離島でのヘリコプターによる人命救助シーン、特にこのあたりの繋がりの中間をスッ飛ばしたカクカクガタガタ振り、劇中の時間経過の壮大なうっちゃり振りは最早事件とも言える。
粗一世紀前に製作された「戦艦ポチョムキン」で既に示された古典的映像理論から綿々と積み上げられ続けた映画の基礎文法に何時しか知らず気付かず慣れた者からすれば、そこから不必要に逸脱した表現というものをふと目の当たりにすれば斯くも居心地悪く感ずるものなのかと、普段何気なく観るどんな映画にも確実に息づく先人の魂の偉大さを改めて思い知らされる次第である。

作っている側が大真面目であることは真面目に観ているこちらとしても痛いほど解るのだが、頻発される幾つもの「気になるポイント」は何とか真面目な鑑賞姿勢を保とうとするこちらの気持ちの間隙を縫って波状攻撃を仕掛けてくる。
劇中何より目立つ「気になるポイント」は、主人公である温州市市長の「人間力」の巨大さである。
市長が現れればその偉容に人々は皆天を仰ぎ、その決断は絶対にして白を黒にし、かける言葉に市民は感激し、心底救われ、悪しき者はその心を改める。
中国共産党政権下の地方自治の実態、一介の地方都市の首長にどれ程の巨大な権限が与えられているか、また彼が市民にとってどれ程に尊ばれる立場にあるか、普段日本のテレビニュースを通してしか彼の国を知らない私のような人間にとって、実像と劇中の差異を明確に述べるに足らないが、とにかく劇中の彼が持つ権力の有無を言わせぬ絶大さ、及び周りからの崇め奉られ(乗せられ)っぷりは、あたかも身分を明かして確変中の水戸黄門の活躍を観ているかのようなノリである。
それでいて決してその権力の上に胡坐を掻く訳でなく、清廉にして熱血実直、民を心から案じ、一人の命を救うためなら立場を捨てることも厭わず、どんな苦境にも自ら進んでその身を投げ出すといった「ウソだろ…」(←遂に言っちゃった)というスーパー市長なのである。
印象的なのは町に残る人々の避難勧告の為に自ら奔走する市長が港を訪れるシーン。
港の漁師たちが退避勧告に従わず、彼らにとって命よりも大切な船に舫を掛けさせろと騒ぐ現場に市長自ら急行、現場に降り立った市長を見て漁師たちは「まさか…」と顔を見合わせ、構わず市長は彼らを押し退け岸壁へ進む(スローモーション)。そして振り返り、激しい風雨を避ける為にとお付きが肩に掛けたコートを高々と放り投げ、膝をつく。
同時にそのバックではあり得ない高波がドバーン!
例え船は失っても命があれば…と説く市長、呆然としながらも猟師たちは、遂にその市長の姿に心打たれて勧告に従うのだった…。
劇中たっぷり時間を取って描かれるこのゴタゴタを眺めている側は、これだけの押し問答をする時間があれば急いで舫を掛けさせてあげても良かったのではないか、などとつい思ってしまうがそれは内緒である。

決まって向かって右、時にやや斜め下から煽りで押さえられる市長の必殺のキメ顔、放っておけばその男振りは限りなく上昇し続ける。
事程左様な市長の持ち上げっ振りの異常さは、まともな突っ込みを野暮として一切受け付けてはくれない。
そして極めつけ、市長が演説する・市長が決断する・市長が笑う・市長が走る・市長がラーメンを食う、気付けばあらゆるシーンに薄く手伸べて使いまわされ続けるメリハリのないBGM、通称「市長のテーマ」はある意味で大必聴である。

その他、緊急災害の最中に災害そっちのけで何故かサメ叩きに夢中になる大人たちの図であったり、何のために出てきたのか正味の話よく解らない台風大好きなアメリカ人が本筋にどんな絡み方をするのかと注視してみれば結局のところ最後まで只のクレイジーな人であったり、50年前の大災害で4000人の人民が土嚢を持って荒れる波間に飛び込んで行く無茶な映像が何故か国家機密情報だったりと、「気になるポイント」は枚挙に暇が無い。

繰り返しになるが、本作は決してふざけた映画ではない。
未曾有の災害の中、決してただ一人の命も失わせない。自ら吐いたその言葉を裏切ることなきよう、強力なリーダーシップを発揮しながらも自己犠牲を厭わず、八面六臂の活躍を見せる市長の姿、正直その姿は尊い。
しかし、こうした圧倒的正義を背に立つ物語の中のカリスマティックな為政者の姿と、我々が自国の報道等を通じて現実の出来事として聞く彼の国の姿とのイメージの甚だしい乖離がこの物語を愈々虚しく見せてしまうのだ。

本作の本国公開から数年後の2011年7月、40名(政府発表)の犠牲者を出した高速鉄道衝突脱線事故が発生する。
事故の発生現場は、偶然にも本作の舞台である温州市であった。

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