YYamada

だれもが愛しいチャンピオンのYYamadaのレビュー・感想・評価

3.9
【スポーツ映画のススメ】
だれもが愛しいチャンピオン (2018)
◆競技名:
🏀 バスケットボール
◆競技の舞台:
障がい者バスケットボール
スペイン全国大会

〈本作の粗筋〉 eiga.comより抜粋
・バスケットボールのプロリーグでコーチを務めるマルコは、短気な性格が災いして問題を起こし、チームを解雇されてしまう。
・知的障がい者のバスケットボールチーム「アミーゴス」を指導することになった彼は、選手たちの自由すぎる言動に困惑しながらも、彼らの純粋さや情熱、豊かなユーモアに触れて一念発起。全国大会でまさかの快進撃を見せる…。

〈見処〉
①スペインで一大旋風!実在チームに
 着想を得た感動ストーリー!
・『だれもが愛しいチャンピオン』(英題:CHAMPIONS)は 、2019年に製作されたスペイン映画。
・本作はスペインに実在するチームに着想を得たストーリー。映画化にあたって実際に障がいを持つ600人からオーディションで10名を選出。彼らのキャラクターに沿って、既に完成していた台本を「当て書き」全面改稿されたもの。
・本国スペインでは、2018年のスペイン映画/年間興行成績1位に輝き、「スペインのアカデミー賞」ゴヤ賞では作品賞を含む3部門を制し、一大旋風の人気を果たした。

②結び…本作の見処は?
◎: 障がいを負っていると思われていた人から見れば、健常者こそが偏った価値観に支配されている…本作は、世の中を逆の視点で描き、新たな「気付き」を与えてくれる感動作品に仕上がっている。
◎: 緊迫したシーンの「心臓音」など、コテコテの演出作品と思いきや、クライマックスは映画の予定調和を超えた展開。爽快感が堪らない。
◎: どこまでが演技?キャラだちした10人の「俳優」の一挙手一投足は常に真剣そのもの。エンドロール前の彼らの勇姿が誇らしい。
○: 映画の本質を反映した邦題が素晴らしい。
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