YYamada

ドミノのYYamadaのレビュー・感想・評価

ドミノ(2023年製作の映画)
3.4
【スリラー映画のススメ】
◆作品名:
ドミノ (2023)
◆映倫区分 / 日本 G(制限なし)
◆スリラーの要素
娘の誘拐事件に潜む陰謀
◆本作のポジショニング
 サスペンス ■□□□□ ホラー

〈本作の粗筋〉 eiga.comより抜粋
・公園で一瞬目を離した隙に娘が行方不明になってしまった刑事ロークは、正気を保つために現場の職務に復帰する。そんなある時、銀行強盗を予告するタレコミがあり、現場に向かったロークは、そこに現れた男が娘の行方の鍵を握っていると確信する。しかし男はいとも簡単に周囲の人びとを操ることができ、ロークは男を捕まえることができない。
・打つ手がないロークは占い師のダイアナに協力を求める。ダイアナによれば、ロークの追う男は相手の相手の脳をハッキングしていると言う。彼女の話す「絶対に捕まらない男」の秘密に混乱するロークだったが……。

〈見処〉
①ひと押しで〈世界〉は崩れ出す——
・『ドミノ』(原題: Hypnotic=意訳:「催眠術的なもの」)は、2023年公開のSFアクションスリラー。
・行方不明になった娘を探す刑事が「絶対に捕まらない男」を追い、事態が二転三転していく様子を描いた本作の監督は『アリータ/バトル・エンジェル』のロバート・ロドリゲス。
・ベン・アフレックが主人公の刑事ダニー・ロークに扮し「絶対に捕まらない男」を『クラッシュ』『ブラックホーク・ダウン』などの話題作で活躍するウィリアム・フィクトナー、占い師のダイアナを『ザ・スーサイド・スクワッド“極”悪党、集結』のアリシー・ブラガがそれぞれ演じる。

②結び…本作の見処は?
予告編の方が面白かったかな…
◯: ストーリーの先が見通せない前半、事件の全容が明らかになりつつある中盤、真相に迫るの終盤と、いわゆる「複数回のどんでん返し」あり作品として、最後まで飽きずに鑑賞出来る作品。
◯: 『デスペラード』『フロムダスクティルドーン』『スパイキッズ』などを手掛け、若き人気監督であったロバート・ロドリゲス。本作ではかつてのワルノリはないものの、オーバーな作中演出は「才能は完全には枯れていない」ことが確認出来る。
▲: 予想出来ないストーリーであるものの、その真相は、過去作品でありがちで「騙された」感はない。ミドルクレジット後も映像も「ふーん」くらいの感想。
▲: 映像も『インセプション』や『ドクターストレンジ』に比べるとチープ感は否めない。
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