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ジョン・ウィック:コンセクエンスのYYamadaのレビュー・感想・評価

4.0
【アクション映画のススメ】
ジョン・ウィック:コンセクエンス
  (2023)
◆ジャンル
現代劇/「ガンフー」アクション
◆類似作品
・リベリオン (2002)
・マトリックス レボリューションズ (2003)
・イコライザー2 (1990)

〈本作の粗筋〉 eiga.comより抜粋
・裏社会の掟を破り粛清の包囲網を逃れたジョン・ウィックは、裏社会の頂点に立つ主席連合から自由になるべく立ちあがる。主席連合の若き高官グラモン侯爵は、ニューヨークのコンチネンタルホテルを爆破し、ジョンの旧友でもある盲目の暗殺者ケインをジョンのもとへ差し向ける。
・そんな中、ジョンが日本の友人シマヅに協力を求めるため、大阪のコンチネンタルホテルに現れる…。

〈見処〉
①報いを受ける時がきた。
 伝説の殺し屋は決着に立ち上がる——
・『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(原題:John Wick: Chapter 4)は、2023年に公開されたアクション映画。
・キアヌ・リーブスが伝説の殺し屋に扮した大ヒットアクション「ジョン・ウィック」シリーズの第4弾。前3作同様R15+指定。
・共演にはイアン・マクシェーン、ローレンス・フィッシュバーンらおなじみのキャストに加え、グラモン侯爵役でビル・スカルスガルド、ケイン役でドニー・イェン、シマヅ役で真田広之が出演。前3作に続きチャド・スタエルスキ監督がメガホンをとった。

②ジョン・ウィック・フランチャイズ
・2014年公開の第一作『ジョン・ウィック』以降、本作で四作目を数えたシリーズに対し、2023年9月にはAmazonプライム・ビデオにてスピンオフの前日譚ドラマ「ザ・コンチネンタル:ジョン・ウィックの世界から」が配信。コンチネンタル・ホテルの総支配人のウィンストンの若い頃が描かれる。
・また、2024年にはアナ・デ・アルマス主演作として、前作『ジョン・ウィック:パラベラム』に登場した舞踊家・暗殺者を主人公に描く『バレリーナ(原題)』が待機。
・ヒットとともに拡大する「ジョン・ウィック・フランチャイズ」であるが、シリーズ本流の第5作は制作されるのか?
・そもそも本作は、第5作目と連続撮影する予定であったものを、シリーズが続くにつれ肉体的にも精神的にも磨耗の激しさが増すキアヌに配慮する形で2021年3月にその計画を取り下げている。本作品のクライマックスは何を意図しているのだろうか?

③結び…本作の見処は?
尻上がりに人気上昇する稀有なシリーズの「結」。
◎: 上映時間169分に及ぶ「長尺作品」ながら、シリーズ随一アクション密度と予想の斜め上をいくストーリー展開は、全く退屈しない作品。久々に映画館で「腕時計」で時間確認しなかった。
◎: 注目アクションは、終盤の「凱旋門カーチェイス」と「200段階段バトル」。警察と病院と弾切れがない世界観?の集大成。
◯: 新キャラのうちドニー・イェン演じる盲目の暗殺者ケインは非常に魅力的。キアヌに勝るキレキレアクションに注目。
▲: 作中に登場するニューヨーク、ドイツ、パリはしっかりと現地ロケによる充実した撮影がされているが、大阪はロケハンによる風景描写のみで、キアヌ登場場面は全てセット撮影。「プラスチック座面地下鉄」などハリウッド映画に見られるトンデモ・ジャパン描写は本作でも散見される。

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来月は『イコライザー3』公開。どちらが最強か確認が楽しみだ。
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