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ワイルド・ローズのkazuかずのレビュー・感想・評価

ワイルド・ローズ(2018年製作の映画)
3.6
イギリス スコットランドのグラスゴーでライブハウスの歌手として生計を立てるローズ。

彼女は2人の子供をもつシングルマザーでもあり、彼女の夢は、アメリカ音楽の聖地ナッシュビルでカントリー歌手として成功すること🎶


映画の冒頭、刑務所から仮釈放されるローズ。

足首には、出所後に自分の居場所を伝えるGPS付きのタグを装着され、朝7時から夜7時まで自宅から出ることを許されない生活に。。


ローズさん、かなりガサツで場当たり的、自由奔放な女性でした。スギちゃんじゃありませんが、まさに『ワイルドだろぉ』。。古いですね。

刑務所から出所した後、男友達に会いに行き、いきなり真っ昼間の野外で青◯に勤しむ。。

また刑務中に奪われた仕事を取り返しにライブハウスで暴れたり、かなり傍若無人の行動に。

母親に預けていた子供達からの信頼は失われ、一緒に暮らしはじめてもシカトされる始末。


おいおい大丈夫か😨と心配になりましたが、その後は、ちゃんと仕事(メイド)につき、子供達にも不器用ながら向き合い、自分を変えていこうとします👐

そのメイドの仕事をきっかけに彼女のカントリー歌手としてな夢の扉は開かれるのだが。。

彼女は自身を変えて夢を叶えられるのか?
現実を見て、子供達と仲良く暮らしていけるのか?

家族か?夢か?

様々な葛藤のすえ、彼女が選んだ選択とは?


主演のジェシー・バックレイさん。
大注目の新進女優ですね。

『#JUDY』では、ジュディ・ガーランドのマネージャー役。才色兼備を備えた存在感で、みんな魅了されたんやないでしょうか😊

そんな彼女が180度性格の違うローズを体当たり演技で見事に演じてます。しかも歌がめちゃめちゃ上手いんですが🎶サントラの曲もほとんど彼女が歌う。

彼女が歌うこの映画の主題歌『GLASGOW』
書き下ろし曲だそうですが、めちゃめちゃいい歌です。

ラスト5分のライブの感動がキャッチコピーにもなってるんですが、ラストに結実する ナッシュビルの旅でのある出来事が自分にはグッ~~と心に響きました。

ローズという女性に共感できるかどうかは人それぞれでしょうが、音楽映画好きな人には、よりグッとくるもんがあるんじゃないですかね😊🎶
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