世界有数のテニスプレイヤーであるビーナス＆セリーナ・ウィリアムズ姉妹を育てた「父親」についての実話をベースにした映画です。
なんとテニス経験のないリチャード・ウィリアムズは、独自の育成プランを考え、娘たちをテニスプレーヤーに育てあげます。彼は、公営テニスコートで暴力を受けたり、マスコミなどから批判を受けながらも、それに負ける事なく信念を貫いて、娘たちを育成します。
既存の育成方法をとる事なく、自分の考えやポリシーを貫き通すと言うのは、中々出来る事ではありません。また、コーチやスポンサーに対して、本質を突く視点もなかなかです。この父親はどうしてこんなことが出来るのでしょうか。まさしく、原題である”King Richard”の通りですね。
また、ビーナス＆セリーナの活躍は、アフリカ系アメリカ人の多くの人々に、希望と勇気を与えているようですね。こういう背景を知るとより応援したくなります😄。
テニスの世界では、選手の育成が産業になっているのには驚きました。契約金額もすごいし、それだけ競争が凄い世界なんでしょうね。
この映画は、周囲に影響されず、自分の意思を貫く父親の姿がとにかくすごいなと思いました。
