このレビューはネタバレを含みます
最後の背中で
涙腺持ってかれたなあ
島へ行こう
いつかきっとが希望で
辛くなったら
こうやって笑うんだ
がきっとすごく支えだったんだろうなあ。辛いって、自分で認めて、がんばれって、指で口角をなぞってあげる。
いつまでも
自分は誤魔化してられないって
じゃあ誤魔化さなくてもいいように
なにか、埋めてくれるものがほしくて。
だから
島へ行こうと切符を渡されて、
貴方は役者をと言われて、
いつか見つけてね、
いつか、
今度は少し欠片がハマっている
明るい希望。
「誰の記憶にも残ってない」
そんな役者だよ、と
残ってたんだ。
彼女の目には、耳には、心には
ちゃんと届いていた。
だから救われたし、
救ったし、それにも救われる。
朝はくるよ。
大丈夫。くるんだなあ。
だから、走って、逃げて、叫んで、怒って、泣いてしまおう。
どうせいつか、誤魔化しきれなくなるんだから。バレてしまうんだから。
はしれはしれ。
逃げきれなくなったら、その時、向き合うべきものときちんと向き合える。