ひとりごとです

ウトヤ島、7月22日のひとりごとですのネタバレレビュー・内容・結末

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

そこにあったものが
ドカンと壊れて
無くなる現実って目の前かもしれないんだ

私はその日、何をしていたんだろう

この事実を知らずに
生きてきた時間を考える
きっともっともっとたくさんの
知らない現実が
見てない現実があるんだ

酷いとか悲しいとか
怒りとかやるせなさとか

誰かの正義で、選択で、銃撃で、
支えてくれていた足は
簡単に力を失う

夢も、希望も、
すべて光を失って

生きていてよかった
そう思った時間は確かにあったけれど

いつもいつも遠く距離を置いて
逃れようとしている

だけど自然で起きたものじゃない
確実に1人の意思から始まったもの

どこにどう感情を向ければいいのか

何が正しくて何が間違えで
そんなものはないと考えながらも
じゃあ、なんのために
こんなことが起きなければ
起こさなければならなかったのか

自分を、誰かを、何かを、
守るため 生きるため 進むため

人間は進化しすぎている

虚しい気持ちだ