通りすがりのナポリタン

ルパン三世 THE FIRSTの通りすがりのナポリタンのレビュー・感想・評価

ルパン三世 THE FIRST(2019年製作の映画)
3.5
ずっと見たかったルパン三世の最新映画!映像が今までのルパンと違ったけれど綺麗だったし良く動く!全体的にカリオストロの城感があった。

第二次世界大戦中のフランスで考古学者で有名なブレッソン教授が、とある日記とブローチを娘家族に託すが、突如として自宅に侵入してきたナチス兵達の激しい攻撃の末ブレッソン教授も死に、娘、婿も事故死してしまう。孫娘のレティシアだけ生き残るが、ナチスの学者ランベールの手によってレティシアが持っていたブローチを盗まれてしまった。
そして、数十年の時が過ぎ、フランスで行われているブレッソン回顧展においてお披露目されたブレッソン教授が残した「ブレッソンダイヤリー」をルパン三世が盗もうとしていた・・・

ルパン感が凄くて楽しい映画でした!ハラハラドキドキよりも、これぞルパン映画という感じで安心して見れる。ストーリーは先が見える展開で少し子供向けだが、設定は大人向けだったりとバランスの良い感じだった。開かずの日記の謎を解いていくストーリーも今までにはない感じで新鮮。

ルパン達が動く動く笑2Dアニメでは出来ないような表情の移り変わりが凄い!ルパンの身のこなしがいちいちかっこいい・・・今回のキャラデザで一番変わったのは次元だと思う!髭が大人しくなった。
しかし、なんだかルパン一味を上手く描写できていないように感じた。もう少しアクションシーンを増やしたら良いのでは?と思ってしまった。(銭形もほぼ空気だったし・・・)

五ェ門の斬鉄剣への執着やルパンの所作など細かい描写にルパンみを感じる面白い映画でした!