新潟の映画野郎らりほう

ダニエルの新潟の映画野郎らりほうのレビュー・感想・評価

ダニエル(2019年製作の映画)
1.5
【一人ぼっちの宇宙戦争】


表層一義的には 公式アナウンス通り“イマジナリー”を標榜しているものの、その“実体”は 解離性や 遺伝(母の分身)、憑依、呪詛 等、結局は“何でもあり”な印象だ。

問題は それら可能性因子は、被り物/特殊メイク/CGを駆使して一生懸命に描かなくとも、十分表現可能であるとゆう事だ。

被り物等に手をつける前に先ず、もっと地下隧道を 不気味な影と霧で覆い尽くしたらどうなのか。
列車 / 明滅照明 / 鏡 …、あるにはあるが総じて弱い。
ダニエル役は、パトリクシュワルツェネガーをキャスティングせず、マイルズロビンスの一人二役であった方が より迷妄度が高かったのではないだろうか。




《劇場観賞》