過疎田舎のLGBT＋マリッジストーリー離婚訴訟という設定てんこ盛りの硬派な現代劇。
良かったです！
好きなところ。
この映画のキモは役者萌えです。
なんといっても主演の宮沢氷魚＆藤原季節。二人ともめっちゃかっこいい。
特にやっぱ氷魚ですよね。私の親友が親の宮沢和史の方のガチファンなので余計に(笑) 氷魚をフィーチャーしてくれて本当にありがとうございます(笑)
妻役の松本若菜とボイラー見てくた松本穂香のダブル松本が華。
松本若菜さんが気になった方には「愚行録」もオススメです。（ヒドイ役だけど。。）
弁護士役だった戸田＆堀部のバトルも最高でした。個人的にはここが一番好きかも(笑)
たまたま公開時期が被ってしまった「マリッジストーリー」と展開が似ているところを感じましたが、辛辣でありつつも、現実として直視しなければいけないと思いました。
子役外村紗玖良もピュアなセリフを連発し強烈な印象を残しました。
鈴木慶一も良かった。
「人に出会って影響されるって人生の醍醐味やからな」
脚本のテーマ設定はとても良かったです。
LGBTの生きづらさにフォーカスする映画は多いですが、そこを描きつつ、バイセクシャルが築いてしまった夫婦関係と、その一歩先である子供のいる家族を扱う。邦画の現状を思うと充分に攻めてる内容だと思いました。
苦手なところ。
もうちょっと編集して話のペースを上げてもらった方が好きかも。
田舎が優しすぎたかなというのもあります。
ただ実際はわからないですよね。本作でも描かれていたように本質的にはそこで生活している人とどうやってコミュニケーションをとっていくかだと思います。
