彦次郎

1917 命をかけた伝令の彦次郎のレビュー・感想・評価

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)
4.5
作戦中止を伝えるべく地獄の戦線を行く若きイギリス兵2名を描いた戦争映画。
第一次世界大戦における塹壕、飛行機、戦車等が極めてリアルに描かれているのに加えて場面転換が無くメインキャラが僅少という事から自分が戦場にいるかの様な臨場感が味わえます。その為か全編に漂う緊張感は恐らく戦争映画でも最高峰に属するものと推察されます。
話はシンプルなのですがクドくないので印象的な場面が多いです。安易なヒューマニズムが死を招く辺りは震える程のリアリズムです。
個人的には傑作だと思います。
彦次郎

彦次郎