牛猫

K-12(原題)の牛猫のレビュー・感想・評価

K-12(原題)(2019年製作の映画)
3.0
コンプレックスを抱えて周囲に馴染めない女の子が、仲間や自分らしさを武器に学校生活を過ごしていく話。

youtubeで無料公開しているということで観てみたけど、世界観に全振りしたような作品だった。
スクールカーストとか、発表会の憂鬱さとか、人間関係の煩わしさとか、学生時代のよくある苦い経験を、楽曲に合わせて訴えていく様はさながら長いMVを観ているかのよう。
比較的自由なイメージがあるアメリカの学校でもこれだけ不満があるのだから、きゃりーぱみゅぱみゅあたりで日本の学校に置き換えて作ったら、もっと中身が濃くて共感できるものになりそう。

全編パステルカラーで彩られた映像は本当に素晴らしい。
時折挟まれるダークでグロテスクな描写も良いスパイスになっていた。
監督と主演を務めたメラニーマルティネスという人は、アメリカで人気のポップミュージシャンらしい。彼女の独特の歌詞の世界とハスキーボイスもとても魅力的だった。

ただ、楽曲ありきのストーリーになっていて繋がりがないのは否めないし、通しで観るには少し退屈すぎた。
あくまでもファン向けって感じ。