このレビューはネタバレを含みます
『リーサルウェポン』2作目
リッグスとマータフの刑事バディが巨大麻薬組織を追ううちに、かつてリッグスが自殺願望を抱くきっかけとなった妻の死の真相が明かされ壮絶な戦いを迎える物語。
前作での自殺願望強めのリッグスの暗い印象がとっぱらわれ、マータフとのコンビが板についてきて、コミカルな仕上がりになってるから面白い。1作目を上回るという数少ないパターン。前作よりもリッグスの尖ってた部分が削られ丸くなった印象。
今作から個性派のジョー・ペシが加わったことによってトリオ的な立ち回りになり、コメディに振りきってる点が良き。
南アフリカ領事館🇿🇦と早い段階で敵の存在をつきとめるも、どんな悪事をしてても外交特権により逮捕できないからそこからどうするのか？という展開が2作目の面白いところ。
前作のベトナム戦争に続き、今作ではアパルトヘイトについてのテーマ！世界史の勉強はこういう作品を観る時に意味があったなと思う。
妻、リカ、仲間の恨みも込めて外交特権だろうがなんだろうが関係なくド派手にぶちかますリッグスの狂った行動は最高だった😆
アパルトヘイト政策実施中の南アフリカに黒人のマータフが移住すると話した時の表情だったり、マータフの娘の出演するCM、彼の自宅のトイレ爆破、彼の嫁の車が徐々にボロボロになっていくシーンなどが見どころあって最高に面白い。
迫力のある爆発やカーチェイスも楽しめるし、何よりも敵の強さとサーチ能力が尋常じゃないところが凄いよかった！
脱臼させることのできる肩の伏線が意外なところで発揮されるのもたまらん。
このシリーズ刑事バディものとして凄く面白いから好きだな。前作よりもバディ2人の熱い絆が深まってて、コメディよりだから観やすい！
