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KILLERMAN キラーマンのNoAceJustYouのネタバレレビュー・内容・結末

KILLERMAN キラーマン(2019年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

2024/02/11鑑賞。68点。
リアム・ヘムズワースが主演なので期待してはいなかったが、良作。

〈あらすじ・ネタバレあり〉
モー(演. リアム・ヘムズワース)と相棒・スカンクは、ニューヨークの裏社会でペリコ(スカンクの叔父)の犯罪組織に仕え、麻薬密売人のために資金洗浄をしていた。

麻薬で得た現金を金の延棒に変え、その延棒を今度は現金に変える。この作業を数回行って最終的に資金洗浄は終わり、組織の分前は小切手に換える。

ペリコは、2週間以内に2000万ドルを資金洗浄するように命じる。
当局にバレることなく資金洗浄できるのは、1日で最大200万ドル。モーとスカンクは、早速資金洗浄に取り掛かろうとするが、急遽ストップがかかる。
FBIの監視の目が強まっているため、下手に動けないのだ。

2000万ドルは、モーとスカンクの手元で管理されることになる。
そんな中、スカンクの友人・フェデックスがナイジェリア系ギャングのデーボ相手に麻薬取引をすることになる。

"カタギのフェデックスがギャング相手に渡り合うのは危険"と口実をつけて、モーとスカンクは取引を横取り。
取引に使う金は、ペリコから預かった2000万ドルのうち100万ドルを使うことにする。

取引当日。
順調に取引は完了かと思いきや、汚職刑事たちが現場に現れる。
モーとスカンクは、裏社会の仲間・スズキの援護のおかげで金とコカインを回収し、逃げ切ることに成功する。
しかし逃走の最中に車が事故を起こし、モーはその反動で記憶の一部を失っていた・・・。

【レオンたち汚職刑事は、証拠保管庫からコカインを盗み出してデーボに与え、デーボが麻薬取引をセッティング。
取引の現場を汚職刑事たちが襲撃して、金を強奪するのが当初の計画だった。】
しくじったレオンたちは、本来取引現場に来るはずだったフェデックスを訪ね、実際に現場に現れたのはモーとスカンクだと突き止める。

記憶はなく追われる身、頼れる者もいないモーは、スカンクと行動を共にする。

モーとスカンクは、麻薬取引と汚職刑事の件を報告して謝罪し、ペリコは甥であるスカンクを許す。
「まずは金を返せ。その後、コカインを持ってニューヨークから出て行け」とペリコ。

モーが家に戻ると、妊娠中の恋人・ローラがいた。だが、彼女のことも思い出せない・・・。
そこに汚職刑事たちが現れ、スカンクは捕まり、ローラは撃たれて病院で死ぬ。

金だけでなくコカインも渡すことを条件に、ペリコはスカンク奪還に手を貸すことに。
デーボの居場所が分かり、モーは彼を拉致するとレオンに連絡を取らせる。
デーボに「コカインを買う」と言わせ、レオンたちはその取引に乗る。

取引現場に現れたレオンは、デーボを射殺。
トランクに積んであった金を奪うと、アジトに戻る。
モーは、レオンを尾行して汚職刑事たちを皆殺しにすると、監禁されていたスカンクを助け出す。

モーは、スカンクを連れてペリコのアジトに向かう。
ペリコは買収しているFBI捜査官から、"モーの正体が、ジャージーシティ警察の潜入捜査官フランク・キラーマン"だと聞かされ、モーの処刑を決める。
スカンクはモーを殺すことができず、ペリコとボディガードたちを射殺。

金とコカインを車に積み込んだモーとスカンクは、マイアミへ向かって車を走らせる。

実はローラは撃たれたものの、亡くなったのはお腹の赤ちゃんだけで、彼女自身は生きていた。
スカンクはその事実を知っていたが、ローラが生きていることもモーの正体が潜入捜査官であることも隠し続けることにする。

モーは、自分が潜入捜査官キラーマンであることを思い出す時が来るのか・・・。
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