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シャイニング 北米公開版のtetsuのレビュー・感想・評価

シャイニング 北米公開版(1980年製作の映画)
4.0
『ドクター・スリープ』の前に友達と予習がてら鑑賞。

『Room237』という『シャイニング』に隠された謎やキューブリックに関する諸説を紹介したドキュメンタリー映画があるんですが、その中に本編で見たことのない劇中シーンが登場し、「なんじゃこりゃ?」と気になって調べてみると、どうやら長尺版があることを発見。
しかし、DVDが廃盤となっていたので、メルカリで見つけたものを何とか手にいれた矢先、Blue-ray版が改めて発売されるという悲劇。笑
とはいえ、それに際して、ついに作品が登録されたのでレビュー。

序盤でダニーの症状を確認する女医が登場したり、クライマックスでホテルを逃げ回るヒロインのシーンが追加されたりと、内容に関わる大幅な変化はないものの、間の取り方がかなり増加しているので見終わった後の疲労感がすさまじかったです...。

というか、97年のTV版を見た後だと、序盤のジャックがかなりマトモに見えてきて、逆に心配になりましたね...。
(もちろん、その後は、ご存じの通りですが...。)

というわけで、体感時間的にも、より雪山で閉鎖される気分を深く味わいたい方にオススメの一作です。笑

参考
『シャイニング』ダニー少年、現在の姿が公開 ─ 巨匠キューブリックに迫る傑作ドキュメンタリー2作品より場面写真が到着、トム・クルーズも登場 | THE RIVER
https://theriver.jp/kubrick-docu-danny
(年をとったダニー君ではありますが、どことなく面影もあるような...。ちなみに、最新作『ドクター・スリープ』でも、どこかに登場しているとか...?)
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