ケイスケ

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONEのケイスケのレビュー・感想・評価

4.2
全力疾走するだけで人々を笑顔にする男。

IMFエージェント、イーサン・ハントに課せられた究極のミッションは、全人類を脅かす新兵器が悪の手に渡る前に見つけ出すこと。しかし、IMF所属前のイーサンの“逃れられない過去”を知る“ある男”が迫るなか、世界各地でイーサンたちは命を懸けた攻防を繰り広げる。

シリーズ初の二部作であり最終章。やだやだ終わらないで😭1だけ世代じゃないですが、2からは全部リアルタイムで映画館で観てるはず。シリーズ中あんまり評判よくない2でも当時はワクワクして観てました。基本的にはシリーズ通してどれも好きですが、『ローグ・ネイション』からのトム・クルーズとクリストファー・マッカリー監督体制になってからアクションが限界突破してる。

トムとマッカリー監督のインタビューを見るとデヴィッド・リーン、バスター・キートン、ジョン・フランケンハイマーが大好きとのことなので、なるほど古典的なアクション演出を見ると納得。映画において列車は重要ですしね。しかし、ただ懐古だけではなく現代的にアップデートしています。

特にラストの列車のアクションが最高。崖から落ちそうな列車を登ったりジャンプしたりはよく観ますが一両ごとに、客室のピンチを乗り切ったら次は厨房…など車両ごとに危機を回避していくのはなかなか珍しいと思う。ここはめちゃくちゃハラハラした。その前のバイクジャンプはもう口あんぐりですよね。還暦の人がやっていいアクションじゃない笑。

中盤のローマのカーチェイスも忘れてはいけない。こんなに笑えるカーチェイス今まで映画であった?カメラがフィアットからどんどん引いてくとこ好きだわ。手錠で繋がれるシチュエーションは『トゥモロー・ネバー・ダイ』のバイクチェイスを思い出す。やはり007のオマージュは結構ありましたね。

これは個人的な意見ですが『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』のモヤモヤが晴れた。これだよこれ!前後編なら最後くらいは敵を出し抜いて終わろうぜ。敵を華麗に欺いてこそ『スパイ大作戦』イズム!ちょっとストーリーが意味わからないとこもありましたが、トムさん最後のPart2まで楽しみに待ちましょう!超楽しみ……

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