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ダンサー そして私たちは踊ったのQvQのレビュー・感想・評価

3.7
昔グルジアって言ってたのがジョージア、で合ってるでしょうか。
伝統のダンスはどこか中近東の踊りのような感じもするし、北欧にもこんな感じの踊りがなかったかな?という気もするし、とにかくあまりよく知らない国の話で、たぶんその国のリアルな日常も描かれているのだろうなと思いながらちょっと観察的な気持ちも持ちつつ観ました。

まあ正直、そんなに恵まれた家庭環境でもなく、彼にとってダンスが唯一の希望のようなものだったのかなとは思います。男性的と言われるジョージアの舞踏を踊るには優しすぎる彼。厳しい状況の中、そうした葛藤や日々の暮らしや将来への不安、それらと向き合ううちに彼の中で性的に芽生えてきた感情。本来穏やかな青年はそういうものと向き合って思い悩み苦しむ。

そうした末にたどり着いたのが、ラストのダンスシーンだったのでしょう。

兄ちゃん、ダメなやつかと思ったけど意外とちゃんといろんなこと見てた。あのあと彼は自分のダンスを追求しにどこか別の場所に移り住むつもりだった、そして“自分のダンス”を追い求める決意が込められたダンスが最後のあの場面のあのダンスだった、ということなんだろうと思ったのですが、違ったかな?(^^;

余談だけど、この映画若い人がものすごくタバコを吸います。いま日本じゃ若い人がタバコ吸ってる姿をほとんど見ないので妙にそこが印象に残ってしまいました。
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