拳銃往来の作品情報・感想・評価

「拳銃往来」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

駐屯地へ運ぶ金の護衛をしていた運送会社の馬車が襲われ、兵士二人が殺害されて、七十着の軍服が盗まれる事件が発生。

殺害犯人の捜査の為に、ヘイブン中尉が身分を隠して赴任してくる。いわゆる流れ者を装って極秘任務に携わる。

ステルマン少尉に案内されて、指揮官であるアイルス大尉の元へ出向き、当面の方針を確認するヘイブン。

町を牛耳っているのは、チャーリーと呼ばれる女性。チャーリーは亡き父親の名前で、本名はシャーリーン。
父親から「チャーリーの店」と事業をそのまま受け継いだから"チャーリー"と呼ばれるままにしている。

捜査の進展と共にシャーリーンの悪事がワンサカ出てくる。

冷静沈着なヘイブンが坦々と任務をこなし真実が明らかになるのだが、最後にシャーリーンへの恋心を優先させて庇おうとしてしまう。
相思相愛だと確認できたのがシャーリーンの死の間際だとは、何と切ない幕切れだろう。

※この作品でも、バール・アイヴスはギターを弾き語っている(笑)
 ノワール風西部劇。特に序盤はほとんどパロディの域。ディック・パウエル(この人の魅力というものが、個人的にはいまひとつ理解できない)は気障な台詞しか言わないし、ジェーン・グリアは歌いながら登場するし。まあそれが楽しいんだけど、その雰囲気がなくなると途端に平板な映画になってしまうのが惜しい。
 アグネス・ムーアヘッドやレイモンド・バーなどこれまたノワール映画っぽい渋い役者が出ている。でも一番印象に残るのはバール・アイヴス。